アプリタイトル:NASAと連動したPepper Waveアプリ
デベロッパー:高須正和
対象機種:Pepper
『革新性がない、発展性がない、新しさがない、実用性がない、技術力がないPepperアプリ作品』が審査され表彰されるという「ura pepper challenge」が2015年4月29日に開催されました。とは言っても一癖も二癖もある面白いアプリが登場してたので、色々と紹介しています。今回はその第4弾。
最近ハッカソンが花盛りなんですけど、(ハッカソンとはハッキング+マラソンの造語で、決められた期間内に1つのソフトやアプリをチームで作成して後にプレゼンテーションを行うというものです)このアプリはNASA主催のハッカソン「International Space Apps Challenge TOKYO 2015」から出てきたもの。「ura pepper challenge」にとっては異質で、例えば小学生の草野球に現役メジャーが小学生の格好で参加しているイメージだったりしています。
国際宇宙ステーション(ISS)って、90分毎に地球を1周しているとのこと。そんなに頻繁に僕らの頭の上を回っているんですね、知らなかった。ISS Location APIを使ってISSとPepperがいる場所の距離を計算して、離れている場合はPepperが距離を知らせてくれて、実際にISSが通過するとPepperがウェーブをするというもの。
ポイントは、1台のPepperだけではなく、日本中のPepperにこのアプリが起動されているとISSが通過中は日本中のPepperがウェーブをするんですよ。南から北にかけて次々とウェーブをするPepper。地球にいるPepperが宇宙と繋がっているなんて、もの凄くロマンチック。
プレゼン資料もありますので、そちらも御覧ください!!
残念ながら「ura pepper challenge」で賞は受賞出来ませんでしたが、本家の「International Space Apps Challenge Tokyo 2015」でJAXA賞を受賞しています。
でも、1人寂しい夜にグラスを傾けて1人PepperにISSとの距離を聞いて、ISS接近と共にウェーブをすればひとりじゃないと思えるのかも。