【総力特集】SoftBank World 2015レポート~その6「ロボットはあなたのビジネスに何をもたらすか?」

SoftBank World 2015レポート | その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 | その8 | その9 | その10 |


7/30〜7/31開催の「ソフトバンクワールド2015」。ロボットスタートも参加してきましたので、Pepperを中心としたロボティクスに関するプログラムを一挙紹介していきます!


■ロボットはあなたのビジネスに何をもたらすか?
~Pepper for Bizからみる未来の世界~

ソフトバンクはビジネスを変革するヒューマノイドロボットPepper for Bizを発表。なぜ今ロボットなのか、そしてロボットがあなたのビジネスにどのようなインパクトを与えるのか。Pepperを活用したビジネス変革事例も交え、ロボットのいる未来の世界についてお話します。

ソフトバンクロボティクス株式会社
代表取締役社長
冨澤 文秀

ソフトバンクロボティクス株式会社
事業推進本部
本部長 吉田 健一

(冒頭、ソフトバンクロボティクス株式会社 代表取締役社長 冨澤文秀様が登壇。)

ソフトバンクがどうしてロボットを作ることを決めたか。

今後の会社として成長エンジンを何にするかを全社員が検討した結果、出てきたアイデアがロボットだった。

皆様考えてみてください。

100年後の私たちの環境はどうなっているでしょうか?おそらくここにいる皆様の頭の中には「ロボット」があると思います。でも、よく考えてみてください。10年後には既にロボットが普通となるでしょう。

今は技術の進化が早すぎて、100年後のことは誰も想像できません。

世の中はロボットで劇的に変わるでしょう。家庭でも職場でも様々なことをロボットにやってもらえます。単純な仕事はロボットにしてもらい、創造的な仕事は人間が行う。

これからの子供は生まれた時からロボットがいます。ロボットネイティブです。

ソフトバンクは世界でいち早くロボットに着手しました。

いろんな議論はありますが、ロボットの登場は人類の正常な過程と思います。ロボットは約束された未来と言えるでしょう。


(次に、Pepper for Bizのサービス紹介について、ソフトバンクロボティクス株式会社 事業推進本部 本部長 吉田健一様が登壇。)

本来はPepper for Bizの話をするはずだったんですが、声がこれ(ガラガラ)で、扁桃腺を腫らしてしまいました。そこで私からは簡単に説明させていただいて、サービスの紹介は事業責任者の角田から話をさせていただきます。

Pepper一般発売前から様々な会社と一緒にやらせていただいてます。
1社目はネスレ様。現在全国の家電量販店50店舗でpepperが活躍しています。
2社目はみずほ銀行様。今3店舗でpepperが働いてます。
3社目がロフト様。渋谷と横浜のロフトでコスメの接客をしています。
4社目が、SMBC日興証券様です。

結果、このようなお取り組みでいろいろなことが分かりましたので、とりまとめた結果をお話しさせていただきます。


(吉田様と入れ替わりで、ソフトバンクロボティクス株式会社 角田様が登壇。)

Pepper for Bizは、多くの法人様から問い合わせをいただきました。その紹介を行わせていただきます。

時期は10月1日から申し込み開始。本日から申し込み希望登録のサイをオープンします。

値段は、月額5.5万円、36ヶ月契約、レンタルで提供します。

5.5万円の中には、pepper本体とPepper for Bizプラットフォームの提供が含まれています。

pepper本体は家庭用モデルと同等です。

法人向けに特化したPepper for Bizプラットフォームは4つのサービスがあります。
1)ビジネスアプリかんたん生成
2)インタラクション分析
3)アプリ設定一括管理
4)プレミアムサポート&メンテナンス

1)ビジネスアプリかんたん生成

いくつかの法人様にニーズを質問しました。

接客業の方からは集客、呼び込み、商品紹介、ヒアリング。製造業では、受付、挨拶、自社紹介、会話。ITでは、受付、IT商材連携、自社紹介。病院・介護では、受付、エンタメ、問診、サービス案内。

各業種でこれらのニーズが多いことが分かりました。意見を参考にして、これらの機能はアプリで網羅しようと考えました。

商品紹介といっても、業種によって違うところもあるし、自社の名前を呼ばせたいというカスタマイズもあるでしょう。

ということで、トーク、商品・会社名、写真、質問項目、起動条件などをWEBから簡単に登録を行い、顧客対話で必要なアプリの組み合わせを作成します。

声掛けアプリでは、離れた人への呼び込みを行い、近づいた人には挨拶を行う。ヒアリングアプリは、お客様のニーズに応じた提案を行い、アンケートを行う。お客様からのヒアリング完了後には、pepperがプレゼン(商品紹介)を行います。

また、pepperならではの、エンターテイメントとして、パフォーマンスやゲームも行い、小さなお子様の集客も行えます。

受付アプリでは、pepperのインターフェイスを通じて、会社の受付を行います。

こういうアプリケーションを複数組み合わせることで、様々な業種に適用できます。

例えば、接客業では、呼び込み・集客パフォーマンス・ニーズヒアリング・おすすめ商品紹介をPepperが行い、PR効果・集客効果・売上増の効果が想定されます。

製造業や一般業では、ご挨拶・受付・場つなぎ会話・自社紹介をPepperが行い、PR効果、他社差別化、満足度向上、人材不足緩和の効果が想定されます。

病院や介護では、受付・問診・注意、サービス案内・レクリエーションをPepperが行い、満足度向上、業務効率化、売り上げ増の効果が想定されます。

IT・広告では、既存ITサービス連携、会社受付、自社紹介を行い、PR効果・他社差別化・販売増・社員モチベーションの向上が想定されます。

2)インタラクション分析

pepperの体そのものにはたくさんのセンサーが付いてます。そして、コミュニケーションも行えます。コミュニケーションを行った結果をセンサーで測定し、それらのデータを分析します。

計測可能なデータは現在以下となります。
 ・インタラクション回数(接客人数・起動回数)
 ・ユーザ属性(性別。年齢)
 ・感情

これにより、リアル世界のアナリティクス化が可能になります。今まで店頭で可視化できなかったことを計測できます。PDCAを早く回すことができ、様々な改善が行えます。

3)アプリ設定一括管理

法人では、以下のような管理ニーズがあると考えます。
 ・複数pepperのアプリ管理を一括で行いたい
 ・pepperをグループに分けてアプリを出し分けたい
 ・特定期日から一斉にアプリを配信したい。

これらの問題を解決します。

4)プレミアムサポート&メンテナンス

ビジネスは止めてはいけないので、Pepper for Bizでは以下のような手厚いサポートを行います。
 ・専門窓口によるサポート
 ・交換対応

以上4つが、5.5万円に含まれる内容となります。

他に、オプションサービスとして以下を検討しています。
 ・コンサル
 ・アプリ開発
 ・導入
 ・研修
 ・運用、保守
 ・通信

特に皆様からご要望の高い、アプリ開発パートナー紹介サービスを開始します。
 ・アプリを作りたいという声にお答え
 ・業界、テーマに特化した実績あるパートナーを紹介
 ・ソフトバンクロボティクスのトレーニングを経たスキルの高い認定パートナーを紹介

現在、アプリ開発パートナーは、100社がエントリーしています。

(当社が第1回 Pepper Pioneer Club Meetupでライトニングトークさせていただいた画像が!)


(最後に吉田様が登壇。)

現在、何社かに取り組んでいただいてますが、まだロボットがどのようなことに使えるかの実証は、はっきり出来てはおりません。

なので、我々だけでは出来ない現場の知恵が必要になります。

今、ロボットをやりたいという会社様は業界トップの方が多いです。それらの会社様とどうやってロボットを活用していくかの事例をつくっていきたいです。

pepperは先ほどご案内した通り、データがとれるというのが特長です。リアルな店舗やサービスにロボットが入ることで、Eコマースよりも強いものが提供できるのではないかと思います。

ロボットのサイエンスと人間による接客といったリアルな部分。言わば、クールとホットな部分を組み合わせて、リアルなところからネットに一矢報いることができるんじゃないかと考えております。

ご静聴いただきまして、誠にありがとうございました。


SoftBank World 2015レポート | その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 | その8 | その9 | その10 |

ABOUT THE AUTHOR / 

北構 武憲
北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットがどのように社会に浸透していくかに注目しています。