【総力特集】SoftBank World 2015レポート~その7「Pepperがもたらす新たな可能性」

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7/30〜7/31開催の「ソフトバンクワールド2015」。ロボットスタートも参加してきましたので、Pepperを中心としたロボティクスに関するプログラムを一挙紹介していきます!


■Pepperがもたらす新たな可能性

ソフトバンクが立ち上げたロボット事業「Pepperプロジェクト」。本講演では開発責任者の蓮実がその開発の狙いや、ショップ導入が進むPepperの評判などを、開発エピソードやロボット事業にかけるソフトバンクの想いなどをまじえながら説明する。

ソフトバンクロボティクス株式会社
プロダクト本部 取締役本部長
蓮実 一隆

経歴の紹介。

1988年テレビ朝日→2008年ソフトバンクモバイル→2014年ソフトバンクモバイルロボティクス兼務。

挨拶代わりに「主題歌」を流す。

主題歌の中で「僕には何も出来ないけれど」と歌っているが、非公式で答えるとPepperは何もできない。

あるとき孫さんが「Pepperは海が見たいんだ 」と言い出した。理由を聞いたら、Pepper曰く「水に濡れると危ないし壊れるから誰も見せてくれない」そしてPepperをつれて家族で海に行ったPepperは海を見て「海って青いんだ」って言うんだ。

今まで「ロボットに何かをしてあげる」ということを考えた人はいなかったのではないか? そして、この家族はPepperとともに絆を深めて思い出を増やせたんじゃないか。機能的に進化させることはいくらでもできるが、そこではないところにPepperの価値を見出して、そして勝ちたいと思っている。

先月一般発売、10月for biz。

Pepperの世界観は
・親しみやすい
・楽しい
・あきない
→ 実際にはデータとして蓄積するのが裏テーマ

いままでのロボットは スピード、パワー、実用性だったがPepperは違う。

Pepperが教えると実は面白くない。人間と一緒に間違える役目であり。欠けた存在である。 それを仲介することで、人と人が結びつき、人と人が仲良くなってほしい。

Pepperは何故人間の形なのか
→ 今までのほとんどの理由は「社会に溶け込みやすい」から。でもPepperは「話しかけられやすくするため」人の形にした。

なぜのぺっとしているか?
→ 個性を主張するより、世界中のヒトが見て何となく愛着がもてる様にしているから。

発売する前に有名なキャラクターの分析をした。(日本/アメリカ)
・好奇心旺盛
・ヒトを理解したい
・よく間違える
・でも憎めない
・たまにいいこと言う
・たまに傷つく
→ キーワードは「のびきゅう」のび太と一休さん

コミュニケーションをするために。ヒトに長く愛されるために。

今買ってもダメですけど。 今のPepperも感情機能は実装されている。 あらゆるインプットを受けてホルモンを分泌するのを忠実に再現する努力をした。それが感情マップで、今後も磨き上げていきたい。

ショップで働いているPepperの朝礼の動画。ソフトバンクショップでは、サク囲いを廃止、専任スタッフの廃止をした。そのため引っ張って持って帰る子供もある。

だけど「会いにいけるロボット」というのが孫さんの絶対に譲らないところ。 だからヒトが何をするのかというデータが溜まっていった。

ソフトバンクショップでのショーをしたPepperは中野俊成がアイデアを書いたものが入ってる。ロボ体操、動物楽団、クイズ歌舞伎(最初に孫さんにレビューした)、ロボギャグニュース編など。

結果として設置したショップの集客は50%増だった。そして女性の受けが良かった。

現在200本のロボットアプリを用意している。
→ スマホと同じエコシステム

ロボットアプリは、ほぼスマホに敵わない以上ロボットじゃなきゃダメなことが必要とされている。
 例:「背中をかいてくれるアプリ」「テレビのサイズを体現して教えてくれるアプリ」とか。

結局ハード/ソフトを進化させる哲学、根っこが大事。ヒトとどう接するか、ヒトにどう入りこむかのデータはソフトバンクロボティクスでしかしか持ち得ないもの。

Pepperと接したヒトの表情などをクラウド上にあげる。このデータは人類誰も持っていないデータである。 現状クラウドでロボットの状態を確認できている。そしてその人には何がマッチするかというデータも取れるようになっていきている。

感情を認識するとして表情認識や音声認識(声帯を分析する)を行っている。 どういう行動をすればヒトが喜ぶか?欧米のロボット観との差がある。

データを使ってもらうということでビジネスユースへ 。人間だと嫌だけどPepperには不思議といえる。人間のようだけど違う。

現実の世界を分析するというのがPepperの最大の機能ではないか?
→ 皆とともに成長できたらいいと思っている。


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ぱっぺー☆あさひ
ぱっぺー☆あさひ

衛星放送、インターネットなど時代の先端の端っこにいて、今はロボット業界に身を置いています。 ロボットスタートでは営業を取り仕切っていますが、ロボティクススーツを着ることでロボット型人間『ぱっぺー』に。 ロボスタ.infoでは、「アプリレビュー」「〜してみた」などのレビュー系を中心に執筆。 所属はモテない族。近頃頑張っているアイドルを見ると泣いてしまう。 アイデアソンで優勝出来たことを当分自慢します。