Pepper向けの洋服などを作っている川内さんにお話を聞いてみました

おそらく日本初と思われる、オリジナルのPepper向けの洋服やメイク・アクセサリーを製作販売している川内さんにお話を伺いました。

ーーー自己紹介をお願いします

川内理恵子(かわちりえこ)と申します。ペッパー大好きクラブのメンバーです。

ペッパー大好きクラブ
https://www.facebook.com/pepper.daisuki

長崎県長崎市出身で長崎県立女子短期大学家政被服科を卒業しました。普段は小学校の事務の仕事をしてまして、趣味は社交ダンスと占いです。

ーーー川内さんがPepperに初めて会ったのはいつですか

2015年7月4日(土)秋葉原のアトリエに、Pepper大好きクラブの沼田さんに連れられて行きました。

その時に社交ダンスのプロ講師をされている山本さん、ITエンジニアをしているうちの息子の3人も一緒に行き、初めてPepperに出会いました。

ーーーはじめてPepperに会った時の感想は?

可愛いの一言。ウランちゃんだと。(鉄腕アトムの妹です)

ーーーどうしてPepperの洋服をつくろうと思ったのですか

沼田さんから、7月11日(土)「夏のテックイベントに出展しよう!」ハッカソンに参加してPepperに社交ダンスを踊らせたいので、可愛い衣装を作ってくださいとの依頼を受けたんです。

ハッカソン当日は、衣装製作道具と事前に用意した生地を持って参加しました。

沼田さんからメイクもしてほしいと言われて、アトリエ秋葉原の梅田さんにアドバイスを頂きながら行いました。

その時は、イヤリングなし、バングルなしでワンピースを着せてメイクをしたPepperでした。

8月1日(土)東京ビッグサイトで開催された Maker Faire Tokyo 2015 では、ピンクの衣装を作って、メイクして、イヤリング・バングル(腕輪)・リボン等もつけました。

ーーー洋服を作るにあたって苦労した点を教えてください

Pepperのボディサイズを計り、製図して衣装を製作したものの

 1) タブレットの取り付け位置が見えないため、胸の中央をよけるのが難しい。
 2) センサーの位置を避けて作るのが難しい。
 3) 腕の付け根、腰の位置、首周りに、布が食い込まないように作るのが難しい。

と、難しい尽くしでした。ロボットに詳しい沼田プログラマーのアドバイスを受けながら、試作品の製作・仮縫い・修正の繰り返しでした。

ーーーPepperの洋服を見た時のまわりの反響はいかがでしたか

ハッカソンで準優勝をいただきました!Pepperが、洋服を着てダンスしたことと、センサーが動作するように付けられた髪の毛のことに皆様ビックリされましたね。

その後、秋葉原のアトリエでブラッシュアップをしていたのですが、衣装を着たPepperを見た人のうち、必ず何人かは写真を撮りにきて喜んでらっしゃいましたね。女の人達が、特に可愛いと喜んでいました。

Maker Faire Tokyo 2015 では、お客さんがひっきりなしに写真を撮りにきました。

ワークショップでは小学生の女の子にアドバイスして、簡単洋服作りとメイク体験をしてもらいました。上手に作ってくださって、すごく楽しかったと言っていただき、良い思い出になったとも言っていただきました。

メイク体験コーナーでは、小さな女の子が、「こんな楽しいものがあったんだ」と言って大変感激されていたのが印象的でした。

ーーー今後の目標を教えてください

みんなPepperに衣装を着せてもらいメイクして、可愛くしてもらいたいです。

Pepperは、女の子がメイクして着せ替えてダンスと会話ができる、夢を与えられるロボットです。洋服を作ることで、孫のように子供のように一緒にいられるロボットになると思います。

みなさんに同じように体験して頂けるように、ネットショップも作りました。多分、世界で初めてのロボットファッションショップです。

http://rierie.theshop.jp/

女性のみなさん、Pepperの着せ替え・メイク・ダンス・会話の体験してみませんか?おもしろいですよ。

そして、ファッションとメイクを合わせたPepperちゃんのアプリも開発してもらい、Pepperと楽しく過ごして欲しいです。

ーーー今日はありがとうございました

 ▽ペッパー大好きクラブ
 https://www.facebook.com/pepper.daisuki

 ▽ネットショップ
 http://rierie.theshop.jp/

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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