ソフトに強い!uniboの第1回デベロッパー説明会に行ってきました。
12月2日(金)、第1回uniboデベロッパー説明会が西新宿三井ビルの「bit&innovation」で開催されました。
会場には、uniboの実機が4台展示されており、うち2台は製品版に限りなく近いものでした。残りの2台はデモ用のunibo。表情がランダムで変わる仕様になっていました。ちなみに、uniboの生産は中国シンセンで行っているそうです。
まずはunibo開発元のユニロボット株式会社 酒井社長からご挨拶と、uniboのコンセプトのご説明。
uniboは高齢者に購入してもらうこと、そして介護分野での活用が想定されているようです。2017年1月より一部の法人に向けて先行リリースが行われ、3月より全国販売が開始されます。
当日は幾つかのデモも行われました。例えば、uniboに天気を聞くと、天気予報を発話すると同時にディスプレイにも表示されます。その他、旅行情報や、レシピ情報などのレコメンド機能のデモも行われました。レコメンド機能とは「朝何食べた?」という質問に回答するとそれをもとにオススメの昼食を提示してくれたり、「海と山どっちが好き?」という質問に回答すると、オススメの旅行先を教えてくれたりする機能です。
また、uniboに「英語」と話しかけると英語モードになり、「Japanese」と話しかけると日本語モードになります。
Wi-Fi(2.4GHz)と有線LANには対応していますが、モバイルSIMには非対応です。その代わり、「unibo光」として、光回線の提供が考えられているようです。
uniboは、基本的に、一対一の利用シーンが想定されています。顔認証・顔検出が搭載されており、頭のマイクは指向性です。
また、赤外線が搭載されているため、いわゆる学習リモコン機能を使うこともできます。テレビのチャンネルを操作したり、趣味嗜好に合わせてチャンネルを選局してくれたりもします。
続いて、開発リーダーを務める前田さんから、uniboのSDK(ソフトウェア開発キット)であるskillcreator(スキルクリエーター)についての説明がありました。
skillcreatorは、uniboの本体の中に搭載されていて、ブラウザからアクセスする事ができます。アイコン(ノード)同士をワイヤーで繋ぐ事で直感的にプログラミングができる、ビジュアルプログラミング環境です。
特徴としては、Webアプリなので、専用ソフトが不要な点、複数人が同時にアクセスできる点、編集状況もリアルタイムに反映される点などがあります。それぞれのアイコン(ノード)には、設定項目が設けられている他、JavaScriptでコードを記述する事もできます。
また、当日会話ログの写真が公開されていたので、掲載しておきます。
AIを活用していて、自分自身の感情を分析することもできるようなので、夢が広がりますね。
現在先行予約を受付中なので、公式サイトをチェックしてみてくださいね。