Siriをタップするだけで呼び出せるApple AirPods、ユーザー満足度は驚愕の98%!

Tech.pinionsがApple純正のワイヤレスイヤフォン「AirPods」の顧客満足度調査結果を発表した。




Apple AirPodsとは



Photo: Apple

AirPodsは単なる無線のイヤフォンというだけではない。耳につけた状態でタップするだけでSiriがたちあがる仕組みを内蔵している。そして、例えば次の曲を聴きたい時やボリュームを変えたい時は、タップしたあとSiriに音声で指示する使い方が基本となっている。スイッチやボタンがつけられていないからだ。そして結果的にiPhoneよりもSiriを日常的に使うようにならざるをえないデバイスになっている。


オフィシャル動画を見るとAirPodsからSiriの呼び出しがスムーズなのがわかるだろう。


Appleが出願した特許内容から推察できるのは、いつでもどこでも音声でアクセスできる環境を狙っていることだ。Appleは自社製品のiPhone、AirPods、Apple Watch、CarPlayなどの複数デバイスをシームレスに音声制御可能にしようとしているのだ。その戦略の中で、家に設置する高品質なスピーカーとして、Siri搭載スピーカーが近々登場することになるのだろう。


これらの背景を考えると、Siriでしか操作できないAirPodsの顧客満足度の調査データは非常に興味深いものだ。




AirPodsのユーザー満足度は?

Creative StrategiesとExperianが共同で行った調査で、対象は942名のユーザーだ。

Data: Tech.pinions

製品自体の顧客満足度の調査結果は、非常に満足しているが82%、満足しているが16%、あわせて98%が満足と回答したという。同様の調査では、2007年のiPhoneの満足度は92%であったという。AirPodsはiPhoneよりも満足度が高いということになる。

Data: Tech.pinions

また、機能別の満足度、例えば充電時間、デザイン、ペアリングプロセス、バッテリーの持ち、快適さなども項目別に見ても総じて高い満足度となっていることがわかる。


僕はこう思った:

僕自身もiPhone7Plus、AirPodsユーザーですが、満足しています。ということで、WWDC 2017でどんなスピーカーが発表されるのか非常に楽しみです。




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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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