「ロボット」vs「人間」のサッカー対決、勝ったのはどっち?【動画あり】

7月27日(金)〜30日(日)、名古屋のポートメッセなごやで開催された「ロボカップ2017名古屋世界大会」にて、サッカーの中型ロボットリーグで優勝した中国のサッカーロボットチーム「Team Water」が、人間チームとのサッカー対決を行いました。もちろんここで対戦しているロボットは自律行動をしているロボット。遠隔操作などはされていません。


5体のロボットと5人の人間による10分間のサッカーマッチ

ロボットのキックオフで試合開始です。



人が目の前にいる状態で無理やりゴールを狙っていきましたが、人間に阻まれます。最初のシュートはロボットから。会場から歓声が上がります。



人間側も負けていません。海外の方々はサッカーがとても上手のようで、パス回しもスムーズです。ちなみに、ここに参加している人間側のメンバーは、ロボカップの偉い方々だそうです。平均年齢は少し高め。



そして、コーナーキック後のロボットの通信が途切れてしまったタイミングで人間側がゴール! 会場にはたくさんの無線が飛び交っており、通信も切れやすくなってしまっていたようです。これは不運。

ロボットは1体が不調で一旦ピッチの外で直されていますが…。試合が再開。

ロボットチームのゴールシーン

そして再開直後、なんと、ロボット側がゴール!! ロングシュートを狙ったところ、キーパーの隣をすり抜けていきました。会場からは大歓声。なんだかロボット側を応援したくなっていたのは僕だけではなかったようです。

試合の全編動画

その後は人間側が2ゴールを加えて、10分間の試合は、3-1で人間が勝利しました。やっぱりまだロボットが勝つのは難しそうです。

こちらの試合はエキシビジョンマッチとして、ロボカップの世界大会では毎年行われており、過去にもまだロボット側が勝利したことはありません。しかし、ロボカップが目標として掲げている「2050年までにサッカーのワールドチャンピオンチームに勝つ」という目標に向かって、着実にロボットは進化しているようでした。まだまだ勝利は先の話かもしれませんが、普段あまり運動ができていなさそうな先生方を倒すのは、それほど未来の話ではないかもしれません。

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ロボスタ編集部

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