ロボカップ2017閉幕、未来を創るイノベーションの祭典で日本勢も大活躍!

7月30日「ロボカップ2017名古屋世界大会」のすべての競技が終わり、4日間の国際イベントが閉幕した。

ロボカップは「2050年、サッカーのワールドカップ・チャンピオンにロボットで勝つ」という壮大な目標を掲げ、1997年に第1回大会が名古屋で開催された。それから20年を経て、ロボット競技の国際大会となって今年、名古屋に凱旋した。


世界の約40ヶ国から約3千人の研究者や学生が競技に参加した。来場者は執筆時点では事務局が集計中だが、約10万人となりそうだ。


ロボカップは競技大会といっても、最も重要なことは「勝つこと」ではない。ロボット技術の研究と開発によって次世代に繋がる新しいイノベーションやその種を生み出したり、競技という形式を通して社会に貢献するための次の技術を披露する場となっている。そして、なによりその思想は競技参加者ひとりひとりに染み渡っていると感じた。




未来のサイエンティストたちと科学との出会い

ロボカップ会場内では競技のほかに、スポンサー企業による展示ブースが開かれ、ソニーはロボカップ競技にもかつて使われていた犬型ロボット「アイボ」や、二足歩行ロボット「キュリオ」などを展示した。その他、NTTドコモが鉄腕アトム、三菱電機が産業用ロボットを使った綿菓子制作ロボットなどを展示した。また、子ども達がロボット作りを体験できるワークショップ、カブトムシ型の巨大ロボットなどもあり、家族連れの来場者が多かったのも印象的だった。

次の世代を担う子供たちが、次の社会に重要なロボットや人工知能に触れあう機会を提供することもロボカップの重要な役割となっている。



日本勢も大活躍

競技については、地元、日本チームの健闘も目立った。

ロボカップサッカーの「ヒューマノイドリーグ キッド」サイズ部門では千葉工業大学のCIT Brainsが第3位に輝いた。ソフトバンクロボティクスのロボット「Nao」を使ったサッカーリーグ「スタンダードプラットフォーム」では愛知県立大学の「Camellia Dragons」がチャレンジシールド部門で1位に輝いた。



トヨタ自動車が開発しているロボット「HSR」を使って家庭でのロボット活用をイメージした競技「@ホーム ドメンスティックスタンダードプラットフォーム」では九州工業大学の「Hibikino-Musashi@Home SPL」が1位、玉川大学の「eR@sers」が2位となり、日本勢が1〜2位を獲得した。


また、ロボカップサッカーの2Dシュミレーションリーグでは福岡大学と大阪府立大学の「HELIOS2017」が1位、サッカー3Dシュミレーションリーグでは福井工業大学の「FUT-K」が3位に輝いた。なお、レスキューロボットリーグでは京都大学の「Shinobi」がBest in Class Dexterityを受賞した。




次回のロボカップはカナダのモントリオールで開催される。

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ロボスタ編集部
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