Alexaスキルコンテスト開催! 優勝者の称号「Alexa Ninja」に輝いたスキルは?

2月11日に神戸市で開催された「Alexa Day 2018」にて、「Alexa Skill Contest」が開催された。これは事前に作成したAlexaスキルの開発者が、5分間のライトニングトークをして、その出来を競うというもの。

会場に集まったオーディエンスがスマホからそれぞれのスキルに5点満点で点数をつけることができ、その合計得点数が多い作品が優勝となる。優勝者には、「Alexa Ninja」の称号と、3月10日(土)に開催される「JAWS DAYS 2018」でのLTシード枠が与えられる。果たして「Alexa Ninja」に輝いたスキルとは?



優勝は「赤ちゃん体重ロガー」


最も多くの得点を叩き出し、「Alexa Ninja」の称号に輝いたのは、株式会社Razest CTOの中田 淳平さんが開発した「赤ちゃん体重ロガー」。中田さんは「昨年生まれた赤ちゃんが低体重だった」と開発の背景を述べた。

中田さん


ただ、その子が1,790gという低体重の男の子だったため、生後2日で転院し、新生児集中治療室(NICU)に入ることになりました。赤ちゃんは実は体重1kgあたり160g/日のミルクを飲まなければいけません。これが赤ちゃんが大きく育っていくために必要なボーダーラインとなっており、母乳を飲む前後でこの数値を計測する必要があります。



その体重の変化を高精度で測る機械がタニタの「業務用高精度ベビースケール」。赤ちゃんを寝かせられるようになっており、母乳を飲ませる前後に体重を測ることで、どれだけ母乳を飲んだかを測ることができるようになっている。



しかし中田さんいわく、測る際には母親の両手がふさがっていたりすることも多く、ボタンを押すという動作やそれを日々記録していくのが大変なのだという。

そこで考えたのが、Alexaを使った「赤ちゃん体重ロガー」。体重計の数値を読み上げてくれるだけでなく、次に母乳をあげる時間や、今日あとどれくらい母乳をあげないといけないかなどを教えてくれる。心温まるアイデアに会場から支持が集まった。


上位3名にはTシャツが贈られた

そのほかにも、開発者の「嫁」がわかったかどうかを得点基準にするクイズや、Echo Buttonsを活用した筋肉番付的なネタ、ISS(国際宇宙ステーション)が頭上を通過した時にプッシュ通知で教えてくれるスキル、何か問題が起きた時にAlexaを通じて携帯電話に電話をかけてGPS情報と共に助けを求めるスキルなど、面白いアイデアから役立つアイデアまで様々なスキルが発表された。


9名の挑戦者

今回のような「Alexa Skill Contest」が定期的に開催されることは、スキルのレベル向上や、スマートスピーカーの新しい使い方を探すきっかけにもなりそうだ。是非とも続いていってもらいたい企画だ。

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ロボスタ編集部

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