Amazonが「Alexaスキル」国内ランキング1月版を発表 上位5スキルは変わらず

Amazon.co.jpは、2017年11月に招待制で販売を開始したスマートスピーカー、「Amazon Echo」シリーズで利用できる「Alexaスキル」の2018年1月の人気ランキングを発表した。このランキングは、スキルを1回以上利用したユーザー数をもとに集計している。

Alexaスキルは、企業や個人の開発者が日本のユーザーのためにそれぞれの知識をAlexaに対応させ、様々な情報やサービスとして提供しているもので、その数は継続的に増えている。ユーザーはPCやスマートフォンなどの端末上でAlexaアプリ内にある多種多様なスキルの中から、利用したいスキルを選んで有効化することにより、Alexaで利用できる機能をご自身のライフスタイルに合わせてカスタマイズできる。

2018年1月の上位5スキルは、2017年12月と変わらず、1位が「radiko.jp」、2位に「ピカチュウトーク」、3位に「豆しば」、4位に「カラオケJOYSOUND」、5位に「駅しりとり powered by 駅すぱあと」となった。一方で、1月の顕著な動向として、百人一首スキルが先月の18位から6位へと大幅に上昇したことがあげられる。このスキルの人気上昇により、Alexaが詠み手となって、家族や友人と百人一首の腕を競い合ったり、一人で練習を行ったりといった新しい百人一首の光景が今年のお正月に展開されたと推測されている。

また、1月22日から23日未明にかけて関東地方を中心に大雪となった1月21日の週(1月21日~27日)には、Yahoo!天気・災害やウェザーニュースなどの天気系のほか、JR 東日本 列車運行情報案内や東急線アプリ、京王グループ、NAVITIME 運行情報などの交通系スキルの利用数が増加したという。「天候や雪による影響の情報をAlexa に求めるという、新しい確認手段がユーザー間で浸透の傾向にあると思われます」とAmazonは分析している。

さらに、今回、野村證券(前場、後場の概況を伝達)が、ビジネス・ファイナンススキルとして初めてトップ20入りした。Amazonは、1月23日に日経平均株価の終値が26年2ヵ月ぶりに2万4,000円を上回るなど、株価が注目を集めたことが、株式情報へのアクセス手段としてのAlexaの利用増加につながったのではないかと推測している。

人気ランキングトップ20は以下の通り。


Amazon.co.jp調べ(タップで拡大)

また、1月には新たに、「花王シミ抜きガイド」のスキルも提供が開始され、洗濯テクニックを紹介するスキルも誕生した。加えて、美味しく簡単に作れるレシピをニュース形式で紹介するスキルを提供しているデリッシュキッチンの新しいスキルとして、ユーザーが食べたいものや冷蔵庫の中にある食材の名前からレシピを検索できるスキルが導入された。このような新しいスキルは、より多くのユーザーやより多くの生活のシーンでのAlexaの利用を促す一因にもなるため、「スキルの誕生を通じて、Alexaが生活の一部として一層、普及していくことも期待しています」と、Amazonは「Alexaスキル」に対する期待を述べている。

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ロボスタ編集部

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