小型水中探査ロボット「Sibiu Nano」、Indiegogoで残り3日を残して158%を達成!

株式会社Nido Roboticsは小型水中探査ロボット「Sibiu Nano」の資金調達をIndiegogoで行なっており、間もなく(米時間 3月8日)に終了する。

今回の目標資金は2,000ユーロ(約2,600万円)。そして残りおよそ2日となった現在では31,000ユーロ(約4,100万円)が集まっている。この金額は目標の約160%の達成率だ。

この水中探査ロボット「Sibiu Nano」の一番の特徴は、低コストで効率的な水中遠隔操作ができ、教育機関やプロ業界のユーザーまで誰でも利用できるという点にある。今までの水中探索ロボットは非常に高価のものが多く数百万円から数千万円する場合が当たり前であった。そして、そのロボットも場合によっては使用するのが非常に複雑だった。しかし「Sibiu Nano」は1,000ユーロ(日本円で約13万円)で購入することができる低価格な水中探査ロボットで、操作もゲームパッドコントローラーで行うというシンプルなものとなっている。






「Sibiu Nano」特徴

このロボットの重さは約5kgで、サイズは38cm x 27cm x 26cm。基本パッケージには6台のスラスタとテザーが付いたHDカメラがあり、テザーと呼ばれる50mの長さのケーブルを介してライブビデオを地上に送り込み、コンピュータに接続をする(このテーザーは追加で購入することができ、最大で2000mまで伸ばすことができる)。



ROVを操作するには、ノートPCとゲームパッドコントローラを使用する。またこのロボットは自作PCのようにパーツを自身で購入し、自身で機能を拡張することができる。例えば調光可能なライト、導電率、pH、DOまたはORPなどの化学センサー、追加のカメラなど、ペイロードを追加したりテザーをユーザーのニーズに合わせて変更をすることが可能。このロボットの理論上の最大範囲は2000mで「Nido Robotics」は300mまでテストを行い、クライアントはビデオ品質の低下なしに700mを使用したと報告をしている。

水中探査を身近に行うことができる「Sibiu Nano」。の資金調達は3月8日まで受け付けているため、気になる方は「Indiegogoの紹介ページ」を閲覧してみてはいかがだろうか?

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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