中国Baiduのスマートスピーカー「Raven H」、販売不振で製造中止へ。

The Informationによれば、Baiduがハイエンドスマートスピーカー「Raven H」の製造を中止したという。



Baidu Raven Hは外見とモジュールで構成された仕組みに特徴があるスマートスピーカー。

開発したのはBaiduが2017年2月に買収したRaven Tech。Rave Hは2017年11月発表、CES 2018でお披露目された後、中国で販売が開始されていた。しかし販売が振るわなかったという。


報道によれば、ライバルのAlibaba Tmall Genieは200万台出荷されているところ、Baidu Raven Hは10,000台しか出荷されていないという。

ここまで差が開いた要因は本体価格の差もあるだろう。Baidu Raven Hが29,000円のところ、Alibaba Tmall Genieはわずか8,600円と、3倍の価格差がある。

いくらデザインが良いとはいえ、本質的な使い方の差がないデバイスではこの価格の差は大きいということだろう。

結果、買収されたRaven Techの創設者であるLyu Chengのチームは80人から約12人に削減されたという。


僕はこう思った:

RavenシリーズはH以外にも諸々計画されていたのでそれがどうなるのかも気になります。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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