中国のロボコンに日本チームが参戦! 国際予選突破で25日から本選へ【ROBOMASTER2018】

ニワカソフト株式会社は、中国・深圳(しんせん)で開催されている若手エンジニアを対象とした次世代の学生ロボコン「ROBOMASTER2018(ロボマスター)」に、「FUKUOKA NIWAKA」を率い日本チームとして出場。21日から行われた国際チーム予選にて、準優勝に輝き、見事全国大会の切符を手にした。本選となる全国大会は7月25日〜29日まで開催される。



ROBOMASTER2018(ロボマスター)とは?

ROBOMASTER(ロボマスター)とは、ドローン開発のDJI社が立ち上げ主催する、若手エンジニアを対象とした国際科学技術の競技大会。世界中から約200校の大学が参加し、参加者数は7千人以上。5月に中国内3つの地区予選(南部/佛山、中部/南京、北部/北京)、7月21日-22日に国際チーム予選が行われた。これらを勝ち抜いてきた32組のチームが、ROBOMASTERの決勝会場で激突する。この試合の模様は大手配信サイト「Twitch」と「FUKUOKA NIWAKAチーム」の応援サイトにてLIVE配信される。


会場は中国の深圳、深圳湾体育中心(しんせんわんスポーツセンター)

今回の国際チーム予選には、日本、米国、カナダ、シンガポール、香港、マカオから12チームが参加した。



学生たちは、画像認識、自動運転、ディープラーニング、ネットワーク通信、ドローン、ARなどの要素技術を使って、ロボットを開発・設計・製作し、技術力を競い合う。なお、優勝したチームには、賞金として50万人民元(約850万円)が授与される。



「日本のロボットは、あまりおもしろくない」に奮起

ニワカソフト代表の古賀氏が、中国出張の際に言われた「最近日本のロボットは、あまりおもしろくありませんね」という一言に奮起し、ROBOMASTERへの挑戦を決意。福岡を拠点に活動していた2足歩行ロボット愛好家や、個人でモノづくりをしていた人を中心に活動を呼びかけ招集。ニワカソフト株式会社がスポンサーとなり、材料調達や活動資金、工房などの作業場所や練習フィールドを提供し、学生たちが製作に専念できる環境づくりをサポートを行っている。



現在では、優勝を目指して福岡や北九州の大学/高専の学生、ロボコンOBや社会人の約40名が集まり、ロボットの開発・設計・製作を行っている。活動拠点は、博多駅近くの地下にある秘密基地「ニワカラボ」。




競技ルール

競技は、赤と青に色分けされた基地エリアから、一斉にロボットが出撃。搭載したカメラから転送される画像を見ながらロボットを操縦し、直径17mmまたは42mmのプラスチック弾を撃ち合い、相手の体力(HP)を減らし、基地ロボットが戦闘不能になると、試合は終了。



各ラウンドの試合時間は7分。時間終了時点で両チームの基地ロボットに体力(HP)が残っている場合、基地ロボットの体力(HP)の多いほうが勝利になる。



全国大会リーグ戦

全国大会は国際チーム予選を勝ち抜いた32組のチームが優勝をかけて競い合う。またこの試合の模様も同様に大手配信サイトTwitchと「FUKUOKA NIWAKAチーム」の応援サイトにてLIVE配信される。


25日〜27日までの大会スケジュール

28日と29日の大会スケジュール

全国大会の開催期間は7月25日~29日。日本チームをぜひ応援しよう。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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