Appleが話者認識の特許を取得 Siri・HomePodもパーソナライズした応答が可能に?

2018年8月14日、Appleが出願した「User profiling for voice input processing
(音声入力処理のためのユーザープロファイリング)」についての特許が公開された。


Image: USPTO / Apple Inc.

出願内容は、Siriがユーザーを特定してパーソナライズした応答ができるよう、声紋認証により個人識別するもの。


Image: USPTO / Apple Inc.

Appleはこの領域の特許を数多く出願しており、必ずしもこれがSiriの現実のサービスに組み込まれるかは不明だが、もしこれが実装されることになれば、Siriがより便利使えるようになるはずだ。特にHomePodなど家庭内でマルチユーザーが利用する場合に有用な仕組みとなるだろう。

例えば、父親が予定を聞いたときに子供の予定を返答することがなくなるだろうし、母親が自分の好みのプレイリストを再生指示することも簡単になるし、自分宛の新着メールは自分しかきけなくなるようになるだろう。

マルチユーザーサポートは、発話者に合わせたパーソナライズした回答が得られるだけでなく、プライバシー保護の観点でも導入が期待される仕組みと言える。

Appleは先日、Apple Machine Learning Journalにて位置情報を活用した音声認識システムの仕組みを発表している。AppleがAlexaやGoogle Assistantとは別のアプローチで音声領域に積極的に改善を進めており、今後もAppleらしいイノベーティブな音声アシスタントの改善を期待したい。



Source:US Patent & Trademark Office

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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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