「アレクサ」から「マイデイズ」まで 日本における「AI音声アシスタント」のスマホアプリの評価まとめ(2018年8月)

AI音声アシスタントに関するスマートフォンアプリの評価を調査した。以下、8月17日時点でのAppStore、Google Playのアプリの評価を集計したものだ。

注意:

それぞれのアプリはすべてが全く同じ性格のものではない。Google Assistantアプリ、my daizアプリ、Cortanaアプリはアシスタント専用アプリだが、LINE Clovaアプリはスマートスピーカー設定専用アプリ、Alexaアプリはアシスタントアプリかつスマートスピーカーの設定アプリといった違いがある。
またiOS SiriやAndroid版my daizについては、アプリストアで配信されていないためレビューもなく評価対象外とした。


評価数


評価の数ではGoogle Assistant(Android)、Amazon Alexa(Android)が圧倒的に多く、他のアプリはまだレビューが少ない。iOSとAndroidでみると、Androidのほうがレビュー数が多いこともわかる。



評価点


平均の評価点は、Google AssistantがOSを問わず高評価となった。

Amazon AlexaはOSによる差が大きく、iOSでは最低点だがAndroidは高得点を得ている。



iOSでの評価点分布


今までの話は評価点の平均だったが、ここからOS別に実際の評価の分布を見ていく。全体的に高い評価と低い評価で極端に別れた分布のデータ多いのが気になるところではある。



Androidでの評価点分布


一方こちらはAndoroidでの評価分布のデータ。こちらも同じ傾向で、高い評価と低い評価が飛び出た形になっている。

レビューコメントを見るとなぜ評価していないか、評価しているかがより鮮明になる。具体的に読みたい方は、公式ストアから確認できる。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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