ルンバのiRobot社CEOが初回の特別講師 アイロボットの子供向け教室は9月30日から

ルンバで知られるアイロボット社の日本法人アイロボットジャパン(東京都千代田区)は、子供たちにロボットの利便性や「動かすことの楽しさ」を伝える、『アイロボットSTEMワークショッププログラム』を9月30日(日)より開催することを発表し、本日より公式サイトにて参加者の募集を開始した。

近年高まっているSTEM教育は、子供のうちからロボットやIT技術に触れて「自分で学ぶ力を養う」ことを目的としている。日本でも2020年度の小学校でのプログラミング教育の必須化に伴い、注目度が高まっている。

米アイロボット社では、CEOのコリン・アングルが主導し、2009年より社会貢献プログラムとしてSTEM教育を導入。アイロボットが行うSTEMプログラムでは、未来のエンジニアやロボット科学者を育てることや、ロボットに対する興味を喚起させること、また、アイロボット製品への理解を深め、会社の取り組みについて広く周知させることを目標に取り組まれている。



アメリカ本社の社員には、年に2日のSTEM休暇が認められており、社員自らが開発したカリキュラムを幼稚園から大学院生に向けて幅広く行っているという。

この度、日本においても、アイロボットジャパンの社員がボランティア講師となり未来のエンジニアに必要な基礎力を養う体験型ワークショップを開催する。初回は、小学校1~3年生を対象にロボットの基礎やルンバについて授業を行い、さらに子供向けのプログラミングソフトを使い、パソコンの画面上でルンバを動かしながらロボットが動く仕組みを学ぶ。


プログラミング用のルンバ型ロボット「Create 2(クリエイト ツー)」

ワークショップの後半には、プログラミング用のルンバ型ロボット「Create 2(クリエイト ツー)」を使って、プログラミングでルンバを実際に動かす体験ができる。


初回の特別講師を務める、アイロボット社CEO コリン・アングル氏

初回の特別講師として、アイロボット社CEO コリン・アングル氏が来日。ワークショップに参加し、子供たちがロボットや「ルンバ」について学ぶことを支援する。CEO自らが特別講師となる、貴重な機会だ。

初開催となる9月30日を皮切りに、今後は2か月に1回を目途にワークショップを開催する。来年以降は地方のオフィスや学校での出張開催も視野に入れ、取り組みを順次拡大、様々なプログラムを通して未来のエンジニアやロボット科学者を育てるサポートを行っていくとしている。

募集人数は12名で、開催場所は東京都千代田区神田錦町のアイロボットジャパン 東京オフィス。小学1年生から3年生が対象で、プログラミングの事前知識は不要。参加無料で、前半・後半で計90分のプログラムが予定されている。

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ロボスタ編集部

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