ソーラーパネル清掃ロボが砂漠地域で需要増 未来機械が大型機の量産化に向け7億円の資金調達
2018年9月3日
By 山田 航也
株式会社未来機械は、四国電力、小橋工業、中銀リースや既存株主であるリアルテックファンドを割当先とする総額約7億円の第三者割当増資を実施することを発表した。未来機械は、2008年から世界に先駆けてソーラーパネル清掃ロボットを研究開発し、自律型でハンディータイプのソーラーパネル清掃ロボットを実用化し、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールなどの中東諸国で導入を行っている。
中東・インド地域等の砂漠地域での太陽光発電導入の飛躍的発展に伴い、ソーラーパネルの需要が高まり、これらの地域では発電所の規模も巨大化している。そこでは、ソーラーパネル清掃ロボットの必要性が高まっているという。
2019年上半期に巨大太陽光発電所向けの新型モデルを量産開始予定
未来機械は、この市場動向を捉え、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構等からの支援を得て、新たに巨大太陽光発電所(10メガ~ギガワットクラス)向け大型の新機種開発に2016年から取り組み開発に成功。同製品は「現地からの高い評価を得て量産化が望まれている」と未来機械は述べている。同社では今回の資金を元に、量産体制を整え、2019年からの海外進出の本格化を狙う。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。
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