テレビの歴史で初となる、全キャラクターが音声合成でしゃべるアニメがスタート

テレビ東京の子供向け番組「おはスタ」で10月1日から始まるアニメ「れいぞうこのつけのすけ!」で、登場する全キャラクターが音声合成でしゃべるという試みが行われる。主人公「つけのすけ」など主要な3人のキャラクターの声からスタートし、順次キャラクターが増えていくという。


「れいぞうこのつけのすけ!」が放映される、おはスタ(テレビ東京)

この試みで使用されるのは、東芝デジタルソリューションズ株式会社のコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」および「コエステーション」の音声合成技術。

コエステーションは、RECAIUSの音声合成技術を活用して「声」を収集・蓄積・提供するプラットフォームで、さまざまな人に似たデジタルの声を作成・活用することができるサービスだ。


コエステーションは誰でも手軽に体験できるスマートフォン用のアプリもあり、以前ロボスタでも、レビュー記事を掲載している。東芝デジタルソリューションズは、「将来的には視聴者のデジタルの声を番組内で活用する新しい視聴者参加型の企画も検討している」と展望を述べている。


今回、音声合成の基本性能や可能性などをテレビ東京に評価され、この取り組みとなった。


将来的には、視聴者のデジタルの声を番組内で活用する新しい視聴者参加型の企画も検討しているそうだ。見ているアニメに自分の声が登場するかと思うとワクワクする。今後の展開に期待したい。


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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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