東急線渋谷駅・横浜駅に清掃ロボットが導入 終電後の深夜帯に作業

東急ファシリティサービスは、同社が清掃業務を担当している東急線・東京メトロ線「渋谷駅」と、東急線・みなとみらい線「横浜駅」の駅構内清掃業務において、Avidbots(アヴィドボッツ)社の自動清掃ロボット「Neo(ネオ)」とアマノ株式会社のロボット床面洗浄機「EGrobo」を3月26日から導入することを発表した。


自動清掃ロボット「Neo(ネオ)」とは

Neoは自動走行の技術を活用して広範囲のフロア清掃を行う、自動清掃ロボット。既に海外の空港やショッピングモールをはじめ、多くの施設で利用されており、日本では、関西エアポートが導入している。




EGroboは、走行制御機能や障害物回避機能従などを搭載し、安全性や、清掃効率が向上した清掃ロボット。従来品は、回避するルートはティーチングされた経路以外にはみ出さない仕様だったが、安全なルート(設定された経路)の範囲内で、回避するルートが見つかる限り走行を継続するようになっている。





終電後から初電前の深夜時間帯での運用が想定

今回導入する2台の自動清掃ロボットは、事前に記憶させたエリアを各種センサーで壁や障害物までの距離を計測しながら周囲環境や自己位置を認識し、随時走行ルートの補正を行い、エリア内を漏れなく清掃することが可能。


Neoの外観には、東急田園都市線の新型通勤電車の2020系が、EGroboには東急東横線の5050系の車両がラッピングされている。

また、走行時は、安全性確保のため、LEDライトで周囲に注意喚起を促しながら走行し、歩行者や障害物があった場合にはその場で停止し、回避ルートを再設定して清掃を続ける。

2台のロボットは安全性のため、終電後から初電前の深夜時間帯での運用が想定されている。ロボットは26日より運用が開始し、Neoは渋谷駅をEGroboは横浜駅を担当する。

同社は、駅構内コンコースへの自動清掃ロボット導入により清掃品質や業務効率性の検証を行い、今後はオフィスや学校、商業施設等においても自動清掃ロボットの導入検討を進めていく方針。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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