AKAの人工知能エンジンを搭載したPepperが中国教育機関に英語学習を提供 AKA ChinaがSoftBank Robotics Chinaとの協業を発表

人工知能エンジン及び人工知能ソーシャルロボットを開発するAKA China(本社:AKA 米国カリフォルニア州)は、SoftBank Robotics China Corp.(以下、SBRC)と、AKAの人工知能エンジン「MUSE(ミューズ)」を搭載したPepperの中国国内での販売代理店契約を締結したことを発表した。

AKAは中国での締結をもとに日本国内においても「MUSE」人工知能ソフトウェア事業の本格化を目指していく。


「MUSE」を搭載したことで、Pepperが自然な英語を発する

Pepperは、SoftBank Roboticsが開発した周囲の状況を把握して自律的に判断し行動する、独自のアルゴリズム(計算方法)を搭載した人型ロボット。全世界で10,000体以上販売され、現在は店舗での受付や案内だけでなく、イベントでのデモンストレーションなど様々なシーンで活用されている。

今回、AKAが開発している英会話自然言語処理人工知能エンジン「MUSE」をPepperに搭載することで、自然な英語での日常会話を発することが可能になり、Pepperがアシスタントティーチャーとなり、中国教育機関に向けて効果的な英語学習を提供する。

また、既に搭載されている対話相手の顔認証機能や人の表情と声のトーンを分析して人の感情を推定する感情認識機能などに加えて、より人間らしさを表現し、人とのコミュニケーションにさらに特化する。

AKA China CEOのRaymond Jung氏は以下のようにコメントしている。

■AKA China CEOのRaymond Jungのコメント
「我々の技術を介して、中国の英語教育が抱える教員不足や教師を雇用するための金銭面の問題に対し、サポートしていく。また、すでに日本にて提供している「Academy Mode」(アカデミーモード)を併用することで、教師側の負担軽減と各生徒の学習状況の正確な把握が可能になる。」

人とロボットがつながり、共存する社会の創造を目指す2社の協業は、英語教育において良いシナジー効果をもたらし、AKAはソフトウェアを通じて教育現場が抱える問題を解決していくとしている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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