イグニション・ポイントは、新型コロナウイルス対応にあたっている医療機関を支援するために中国のロボットメーカーUBTECH社と代理店契約を締結した。UBTECHのAIサービスロボット「Cruzr」(クルーザー)を活用した医療機関向けロボットを開発したことを発表した。
医療機関向けロボットは来院者の検温、受付を可能とする。同社は神奈川県の麻生総合病院をはじめ、川崎市立病院など日本国内の複数医療機関での実証に向けて検討をすすめていく。
■ UBTECH「Cruzr」 CES 2020 (参考動画)
・麻生総合病院 神奈川県川崎市麻生区上麻生6-25-1(病床199床)
また、同社は今回の医療機関に続き、小売店舗、金融機関、ホテル、交通インフラ、学校、福祉施設等の新型コロナ環境下で運営が必要な業種を中心に、複数の引合があり、3年間で国内1500台の「Cruzr」販売を見込む。今後は取り扱いロボットの拡充を進め、ASEAN全域での展開を予定するとしている。
■UBTECH「Cruzr」 (参考動画)
世界のサービスロボットメーカと提携し、ASEAN全域でのサービスを提供
少子高齢化に伴う労働補完や労働効率化が求められる中、AI技術の活用や部品価格の下落によって、ロボティクスに対するニーズが拡大している。そのような中、イグニション・ポイント株式会社は新たにロボティクスユニットを設立。イノベーション創出支援の新たなアセットとして、ロボティクス分野において企画・開発・導入・運用・アフターサービスをトータルで支援するロボット向けプラットフォーマーとしてサービスを提供する。また、世界のサービスロボットメーカと提携し、日本だけでなくASEAN全域でのサービスロボットのローカラズや分野別のアプリケーション開発などを行い、オリジナルのサービスを提供していく。
イグニション・ポイントは2014年6月に設立。コンサルタントやエンジニア、クリエイター、データサイエンティスト、研究者など多様な専門性を持つエキスパートが集まりコラボレーションすることで、企業の新規事業・サービス創出、ビジネス変革を支援している。同時に自社でも毎年複数の新規事業を生み出すなどイノベーションを創出している。また、役員として新規事業の立ち上げに携わることができる独自のCXOチャレンジ制度などの人事制度が評価され、働きがいのある会社としてGrate Place to Workに4年連続で選出されている。
イグニション・ポイント
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。