CYBERDYNEが日本信号と「次世代型清掃ロボット」で協業へ 駅や駅ビルに自律移動ソリューションを展開

サイバーダインは、同社が開発・展開している次世代型清掃ロボット「CL02」において、日本信号と協業することを発表した。これによって日本信号の強みである鉄道関連業界の企業とネットワークを活用、「CL02」の販路展開を加速させる考えだ。

CYBERDYNEは2018年4月から「CL02」を導入開始。商業施設や空港、オフィスビルなどで活用されている。CL02は、広範囲を正確に自律走行する能力と清掃能力で一定の評価を得ている。このような背景もあり、駅や駅ビルなどの鉄道業界の企業からも問い合わせが多かったという。


日本信号は鉄道用信号機をはじめ、自動改札や自動券売機、ホームドアなど鉄道関連の技術とクライアントを多く持っている。また、鉄道会社が行っている関連業種も含めると関連ネットワークが大きい。また、ロボットについても駅案内ロボット「ekibo」や自律走行する自動清掃ロボット「CLINABO」などを開発、サービスとしてラインアップしている。

日本信号が自社開発した自動清掃ロボット「CLINABO」。今回のサイバーダイン開発の「CL02」とは別のモデル

CYBERDYNEは日本信号との連携によって「CL02の販売から導入支援、そして保守業務を一貫して提供することが可能となり、CL02の鉄道業界への展開を万全の体制で進める準備が整いました。日本信号からお客様に提供される機体には、当社の最新テクノロジーだけではなく、鉄道業界において90年の実績を誇る日本信号の「安心と信頼」を兼ね備えている証しとして、両社の名前を冠し、ダブルブランドにて展開を行う予定となっております」と、リリースを通じてコメントしている。なるほど、今回発表のあった機体の写真には「CLINABO」のロゴが見られ、ダブルブランドとなっている。



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ロボスタ編集部

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