元ソニー会長の出井伸之氏がAIドライバーアシスタントを開発するピレニーの顧問に就任 発売間近のPyrenee Driveの開発を加速

自動車事故削減を目指したドライバー用AIアシスタント『Pyrenee Drive』(ピレニードライブ)を開発する株式会社Pyrenee(以下:ピレニー)は、元ソニー会長でクオンタムリープ株式会社 代表取締役会長 ファウンダーの出井伸之氏を今春より顧問に迎えていたことを発表した。ソニーの第二創業期を支え、各方面への太いパスとエレクトロニクス商品分野の商品開発、マーケティングなどに豊富な知見を持つ出井氏を迎えることで、『Pyrenee Drive』の今年度発売にむけた動きを加速するつもりだ。


Pyrenee Driveとは

Pyrenee Drive は交通事故を防止するために生まれたAIドライバーアシスタントだ。
車のダッシュボードに置くだけで歩行者や自動車、路面などの環境情報に加えてドライバー自身の動きをセンサやカメラで察知。
AIで運転状況をリアルタイムに判断してドライバーをサポートすることで交通事故を回避する。

様々な情報が処理され、ダッシュボードに置かれたPyrenee Driveに表示される(写真はホームページより抜粋)

その仕組みを支えているのはは内蔵する強力なGPU。そして搭載したセンサ、カメラの情報を統合、処理するディープラーニングアルゴリズムだ。
Pyrenee Driveは各センサで捉えた歩行者や他の車両、自転車、バイクの存在をリアルタイムに認識し、そしてそれらの動きを絶えず追跡、予測している。
自車と歩行者や他の車との位置関係を常に把握することで、その先に衝突が起こる危険がないかを判断し、万一、事故の危険を感知した場合はすばやく具体的にドライバーに危険を知らせることで、余裕を持って回避を促すという仕組みだ。

また、Pyrenee Driveは、ドライバーの相棒として、常にドライバーの方も見続けている。ドライバー側に搭載されているカメラでドライバーの目や顔の向きを捉え、眠気を感じていないか、よそ見をしていないか等を認識することで集中力の欠如などが目立つ場合の注意喚起なども行っている。

これらの機能に加え、クラウドでの集合知の利用や、LTE常時接続による車間情報共有などの機能を駆使することにより、交通事故の原因のうち94%ともいわれているドライバーのヒューマンエラーを起こしにくくすることで交通事故を削減していくというわけだ。
コネクテッドカー、自動運転車の開発は急速に進んでいるが、町を走るクルマすべてが置き換わるにはまだ相当の時間がかかることが予想される。PyreneeDriveのような後付AIアシスタントシステムはその過渡的な状況において大いに需要がありそうだ。




クオンタムリープ(株) 代表取締役会長 ファウンダー 出井伸之氏 のコメント

この度、顧問としてピレニーに参加いたしました。
『Pyrenee Drive』は、自動車事故ゼロを目指して開発されており、車のダッシュボードに置くだけで歩行者や自動車の動きを察知してドライバーに知らせます。
自動運転の開発スピードは目覚ましいものですが、実際、全世界の自動車が入れ替わるには長い年月を要するでしょう。『Pyrenee Drive』は、他企業に先駆けてこの過渡期に目を付けた大変ユニークな商品です。顧問として、そして車を愛する一個人として商品化されることが楽しみでなりません。日本のみならず海外においてもドライバーの過失による交通事故を減らす為にピレニーを全面的にサポートしていきたいと考えております。ピレニーをどうぞ宜しくお願い致します。

出井伸之 氏 略歴
1937年東京都生まれ。1960年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長など歴任した後、1995年社長就任。以後10年に渡りソニー経営のトップとしてソニー変革を主導。退任後、2006年9月にクオンタムリープ株式会社を設立。大企業変革支援やベンチャー企業の育成支援活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。社会運動「アドベンチャービレッジ」村長。2020年4月より現職



(株)Pyrenee代表取締役CEO 三野龍太 のコメント

私が高校生の頃から「格好いい経営者」として憧れていた出井さんが、まさか自分の会社に顧問として参加してくださることになるとは。本当に夢のようで当時の自分に教えてあげたいです。
出井さんは、ソニー時代に世界中の人を楽しませる魅力的な製品を多く生み出し、ベンチャーからグローバル企業へと驚異的な成長を遂げたソニー発展の立役者のおひとりです。そして現在も精力的に活動されるなかで、日本と世界の様々なビジネスの発展に尽力されています。その類まれなセンスとパワーを持つ出井さんが私達ピレニーに参加してくださることで、Pyrenee Driveの製品化とその普及がより高いレベルで実現できることを確信し、とてもワクワクしています。



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梅田 正人
梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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