カメラ、画面、GPUを搭載した後付けの安全運転AIアシスタント「Pyrenee Drive」シャープが量産を支援

Pyrenee(ピレニー)は、ヒューマンエラー(発見の遅れや判断の誤り)による事故を減らすことを目指し、社内外をカメラで監視する端末、AIドライバーアシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)」を来年を目処に発売する。既存の自動車に後付けで設置できる。

「Pyrenee Drive」の量産にあたり、総合電機メーカーのシャープとハードウェアの量産に関する支援協定を締結した。Pyreneeは、シャープの商品開発から量産までをワンストップで支援する「量産アクセラレーションプログラム」による支援を受けて、ユーザーに満足される完成度の高い製品の量産を目指していくことになる。


AIが外と内を監視する「Pyrenee Drive」

Pyrenee Driveは、本体に搭載されているAIが物体認識と危険予測を行い、事故の可能性を感知した場合には素早く音声とポップアップでドライバーに危険が迫っている事を知らせて事故の回避するAIドライバーアシスタント。ドライバー側に搭載されているカメラでドライバーの眠気や、よそ見がないかも認識する。ドライバーのよそ見が続いたり、あくびをしたりするとアシスタントが声をかけ、居眠り運転などの危険を感知すると、大きな音でドライバーを起こしたり、家族や職場に緊急連絡を行う。


道路上をモニターするステレオカメラ、ドライバーの顔認識を行うインカメラ、リアルタイムでAI計算を実行するNVIDIA製GPUチップなどを装備

機能には、独自の音声アシスタントやドライブレコーダー、ナビゲーション、音楽再生、通話などが実装される予定。また、発売後も、全ユーザーが体験した危機状況の映像やデータをクラウドに集めてAIの追加学習を続け、学習を重ねるごとに予測精度と予測速度を上げていく。



Pyreneeは、自動車事故の約98%の原因であるヒューマンエラー(発見の遅れや判断の誤り)による事故を減らすことを目指した後付け型AI運転アシスタント等を開発している。



同社は、2017年10月に米国NVIDA社の国際的AIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA INCEPTION PROGRAM」の日本パートナーに採択され、NVIDIAの支援とともに最新のAI技術を開発している。それらの成果は製品に順次、反映していくとしている。

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