カメラを使わない光学式非接触ユーザインターフェース QuantumCoreとマクニカが共同開発
フル機能のエッジAIを提供する株式会社QuantumCoreおよび株式会社マクニカ アルティマカンパニーは、カメラを使わないWithコロナにむけた光学式非接触ユーザインターフェースを共同開発したことを発表した。
カメラを使わない非接触ユーザインターフェース
同インターフェースはQuantumCore社の超省メモリエッジAIソリューション「EdgeQore Lite」を用いたことで、マイコン上で6つのAIモデルのリアルタイム学習および推論を同時実行可能になり、従来難しかった光学式センサのみでの複雑な非接触ユーザインターフェースを実現したもの。カメラを使わないことで小型化や低消費電力、プライバシーに配慮した非接触ユーザインターフェースとなっている。
ボタン位置やジェスチャはアナログ・デバイセズ社の低消費電力マイコンADuCM4050にAFE、ADC、LEDドライバ、タイミングコアを内蔵したジェスチャセンサADUX1020を接続し、1つのIR LEDでユーザの手に反射したLED光の反射波形をQuantumCore社の「EdgeQore Lite」がリアルタイムに解析して認識する。
また、QuantumCore社技術の最大の特徴であるエッジ端末でのリアルタイム学習を活用し、自由度の高いレイアウトや新しいジェスチャの学習、ユーザの手の癖などを簡単におぼえさせるキャリブレーション機能を実現した。これにより不特定多数が触れるインフラ、民生、産業機器、医療機器など幅広いUIを非接触化することが可能となる。
【ジェスチャーデモ動画】
同製品を活用した操作例は以下の通り。
・指の動きを学習した簡易個人認証
・ジェスチャによる画面操作
・その他UI操作
なお、同製品は「ITmedia Virtual EXPO 2021春/組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO 2021 春」(マクニカ アルティマカンパニー/Analog Devicesブース)に出展予定。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。