2021年3月1日、イタリアを代表する世界的なラグジュアリーファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナは、2021-22 秋冬 ウィメンズ コレクションをデジタルショー形式にて発表した。
デジタルからリアルへ、リアルからデジタルへの変形を表現
同コレクションのテーマは「NEXT CHAPTER」 – ブランドのDNAと現代のロボット技術の世界を繋ぐ物語 – 。
現代的かつ革新的な言語でブランドのDNAを表現した今回のショーには、イタリアに拠点を置く、サービスロボット工学、ニューロサイエンスなどの研究機関であるイタリア技術研究所(Istituto Italiano di Tecnologia:IIT)協力の元、2種のヒューマノイドロボット「iCub」と「R1」が登場した。
同コレクションは、全体を通じてメタリックやガラスのような光沢の新素材が採用され、ネオンカラーのレオパードプリントのルックや、90年代当時の雰囲気漂うオーバーサイズのアウターも登場。クラシックなスタイルをコンピュータで読み直し、データ送信をしたとき、突然の不具合によって思いがけないシェイプやボリューム感、ディテールが生まれるーまさにそんなイメージのもと、洋服がデジタルからリアルへ、リアルからデジタルへと変形するさまを表現している。
同社は、同ブランドデザイナーのドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)氏とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)氏は、現実社会で起こっていることに目を向けながら、新たな世界における新しい表現方法を生み出し、グローバルな対話に参加していると述べている。
■【動画】The Women’s Fall Winter 21 Fashion Show
■【動画】iCub teleoperated walking and manipulation(遠隔操作によるiCubの歩行と操作)
■【動画】R1 – your personal humanoid – Istituto Italiano di Tecnologia – IIT