株式会社エクセディは、2024年後半に、自社開発・自社製造の自動搬送ロボット2機種のプレリリースを予定していることを発表した。工場や倉庫を想定した「パワフルタイプ」と、店舗や飲食店、教育現場などさまざまな場所で活躍できる「マルチタイプ」の2機種を展開予定。初期費用を抑えて導入できるロボットプラットフォームとして提供するとしている。
エクセディのスマートロボットプラットフォームは、クラウド上でロボットとアプリケーションを連携でき、高い汎用性を備えているとのこと。
同社は「ロボットがより身近になってきた今日「人に寄り添うロボット」を目指して開発した」とリリースを通じてコメントしている。
■エクセディ|スマートロボット ブランドムービー
エクセディのロボットプラットフォームの特長
最大の特長はカスタマイズ性と導入の手軽さという。エクセディアプリを標準装備しており、ロボット制御ソフトやプログラミングの知識がなくてもノーコードでロボットに指示ができる。また、クラウド型のため外部システムとスムーズに連携できる。アプリケーション開発を容易にすることで、初期設定や改修にかかる時間とコストの削減が可能としている。
ハードウェアの特長は、自律走行・ルート走行・追従走行の各走行モードを備える。
それらの走行モードとアプリケーションと組み合わせることで、より柔軟で拡張性のあるロボット活用が可能。
■エクセディ|スマートロボット パワフルロボット
■エクセディ|スマートロボット マルチロボット
エクセディのスマートロボットは、既にこれまで20社以上で実証実験を行い、その有用性を確認してきたという。けん引可能なパワフルタイプでは、倉庫や製造現場における重量物の運搬などに活用され、効率的かつ柔軟な運用ができる。また、サイネージを備え付けたマルチタイプでは、外部システムとの連携の容易性を活かし、小売店舗や商業施設でのコミュニケーション業務や案内などで活躍するとしている。
エクセディについて
エクセディは1923年創業以来、自動車駆動系部品を中心に製品・サービスを提供してきた。これまでの駆動系部品の開発で培ったコア技術を活かして、「人・物の移動を快適にする」ことを目指し、脱炭素やライフスタイルの変化などの産業構造や社会環境の変化に合わせ、新事業領域参入や新製品開発を進めているという。
エクセディのスマートロボット(公式サイト)