新型コロナのワクチン接種会場にAIロボットを導入 大垣市でタケロボ「ロボコット」が多言語で案内

国内でも新型コロナウィルスのワクチン接種が始まった。

同接種会場には、話すことが困難な人や外国語を話す人など様々な人がくる。そこで、AI・ロボットの開発、提供を手掛けるタケロボ株式会社は、会場にきた人が円滑にワクチンの接種を行えるよう、大垣市の新型コロナウイルスのワクチン接種会場である大垣市民会館に、筆談対応と多言語対応(英語・中国語・ポルトガル語)を行うAIロボットの「ロボコット」を導入したことを2021年4月16日に発表した。



大垣市役所での導入実績

ロボコットは、コミュニケーションインタフェースとして、音声(認識・発話)、画面(タッチパネル)、手書きを装備し、AIを活用した各種案内を行う、ぬいぐるみを被った、かわいいロボットだ。今回ワクチン接種会場に導入するロボコットは、2020年1月に開所した大垣市役所の新庁舎に3台設置(総合案内、サービス課、障害福祉課)され本番利用しているものだ。


▼ 大垣市役所導入ロボコット

設置場所 ・総合案内カウンター設置の窓口案内支援用×1台(おがっきぃ版)
・サービス課カウンター設置の各種案内など支援用×1台(通常版)
・障がい福祉課カウンター設置の各種案内など支援用×1台(通常版)
機能と特徴 【窓口案内支援用】
・総合案内:来庁した目的を伝える(話し掛ける)と、担当課を案内する。
・多言語による案内:総合案内は日本語に加え、英語、ポルトガル語、中国語でも対応可能。
・QRコード連携:担当課の場所は地図を表示するとともに、QRコードを表示し、スマホで地図を表示することが可能。
・移動案内ロボットの呼出し:移動して案内をするロボットを呼び出す機能も装備。
【各種案内支援用】
・申請書の書き方説明:住民票等の写し、印鑑証明書、など各種申請書の書き方を説明します。
・翻訳支援:英語、ポルトガル語、中国語と日本語間の翻訳を行います。
・筆談支援:話すことが困難な方の筆談対応を支援します。
運用支援 ロボコットの利用状況について、月次でレポートする。
AIの追加学習 利用状況やAIの応対状況などを踏まえ、AIの追加学習を行う。
関連サイト
タケロボ株式会社

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