AIが左側方の歩行者や自転車、急な割り込みを検知 大型トラック用安全AIカメラシステム「ACSL-0003」日本自動車研究所でテスト

Azmee Inc.は大型トラックの左巻き込み事故を防止する大型トラック用安全AIカメラシステム「ACSL-0003」の能力を確認するための自主試験を2021年6月29日に実施し、全ての性能を満たしていることを確認したことを発表した。


歩行者や自転車、急な割り込みを検知するとドライバーに警告

大型トラック用安全AIカメラシステム「ACSL-0003」はAzmee Inc.の持つ第2世代Embedded AIの処理能力を生かし、アフターパーツでありながら協定規則 第151号に規定された性能を目指し開発した側方衝突警報装置(BSIS)。大型トラック左側ミラーのブラケット部に取り付けることで、組み込まれたAIが左側方の歩行者や自転車、バイクのすり抜け追い越しや急な割り込みを検知し、ドライバーにブザー音、警告ランプ、画面内警告を行い事故防止を図ることができる。


自主試験は2021年6月29日に日本自動車研究所(JARI)の自動運転評価拠点 Jtown(茨城県つくば市)の多目的市街地にて株式会社ゼロに試験車両と整備業務を協力してもらい、昼間および夜間の全試験を実施した。

日本自動車研究所(JARI)

試験風景

試験では大型トラックの側方を近接順に3段階のエリアと、車両および自転車を規定の速度にて複数回走行させ、検知が正しく行われるかをテスト。また、昼間および規定の暗さの夜間においてものテストを実施した。

装着風景

装着状況

テスト全景

全ての試験を実施し、協定規則 第151号に規定されたテストを全てクリア。アフターパーツでありながら必要な能力を備えていることを確認した。試験結果報告書については別途要求に応じて提供する予定。

コース全景

試験風景

検知状況

検知状況


協定規則 第151号とは

2019年10月15日に国土交通省より道路運送車両法の保安基準が改正され、側方衝突警報装置(BSIS・協定規則 第151号)が施行された。これは車両総重量8トンを超える大型トラックに対して適用となり、新型車であれば2022年5月以降発売の車両、および継続生産車であれば2024年5月以降に生産される車両には装着が義務付けられることになった。今回の法改正では途中過程車(中古車)に義務付けされていないが、国内において2020年2月現在、約230万台(国土交通省統計)の途中過程車の登録があり、既に車両を保有している多くの運送事業者にとって左巻き込み事故のリスクは依然として存在している。

Azmee Inc.はそのような途中過程車であってもアフターパーツを装着することで、同様の安全性を備えた車両へ更新できることを目指して新規開発し、今回の自主能力試験を実施した。今後、整備業者や運送業者など、大型トラックの各事業者へ自主能力試験の結果レポートを提供し、各事業者の安全運行管理に協力していくとしている。

多目的市街地全景

試験風景

夜間試験前


大型トラック用安全AIカメラシステム「ACSL-0003」の特徴

1.類似品に比べ大幅なコストダウン
Embedded AIにより、機器構成がシンプルかつミリ波レーダーなどよりも対象物(歩行者・バイク・自動車など)の違いを見分け、高度に危険度の判定が可能。

2.取付工数の大幅削減
Embedded AIにより、映像内のキャリブレーションラインに合わせて設置するだけで、自動的に認知を開始する。ブラケットや配線作業もシンプル化され、複雑な調整作業や専門の技術を必要としないため、数時間程度の工数、通常整備の範囲で取り付けが可能。

3.他の機器との連携
Embedded AIによる危険性を検知したときに、外部インターフェースへの出力をオプションで装備している。外部録画装置やデジタルタコグラフ、各種通信機器を用いた集中管理システムなどへの連携が可能。

4.どんな車両にも柔軟に対応
Embedded AIによって対象物さえ見分けられる取付位置であれば設定変更不要で柔軟に対応できるため、大型トラックだけでなく、中型トラックや大型バス、マイクロバスやクレーン車など、死角の範囲が多い車両への装着へも対応している。

関連サイト
アズミー株式会社
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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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