Mujinが計21台のロボット展示へ AGVと連携した「知能ロボットセルシステム」など2022国際ロボット展で初公開

株式会社Mujinは3月9日(水)から12日(土)に東京ビッグサイトで開催される世界最大規模のロボット専門展「2022国際ロボット展」にて、計21台のロボットを使用した8つのトータルソリューションを展示することを発表した。


物流現場で育んだ「知能ロボット+AGV」ソリューションをFAへ展開

創業10年を迎えたMujinはロボット知能化技術を主軸に、ロボット、Mujinコントローラ、Mujinビジョン、Mujinハンドを組み合せ、主に物流向けに知能ロボットソリューションを展開。今では年間、数百台のロボットが現場で稼働している。特にこの2年間、複雑かつ柔軟性が要求される場面における自動化を実現するため、知能ロボット単体のみならず、複数台のロボットとAGVを連携させたトータルソリューションを広く提供してきた。

柔軟な自動化を可能とする「知能ロボット+AGV」のMujinソリューションは、最近では物流以外の産業への適用も増えている。例えば、自動車業界においては、EV化が進むことで参入企業が増加し、変種変量生産が求められるようになり、以前のような大量生産向けの「専用ライン設備」ではなく、柔軟な対応が可能なロボットとAGVを統合的に制御する「知能ロボットセルシステム」への移行が加速しつつある。すでにMujinでは物流現場で培った経験を製造現場へ応用することで、工場においても、数十台の知能ロボットとAGVを組み合わせた、次世代知能ロボットセル生産システムを提供している。

Mujin知能ロボットセルシステム

今回の国際ロボット展では、初公開となるFA向け「AGVでつなぐ次世代知能ロボットセル生産システム」と物流向け知能ロボット「MujinRobot」シリーズの新機能を紹介する。Mujinブースは東1ホールE1-02。



8つのソリューションを展示

FA向け【初公開】AGVでつなぐ次世代知能ロボットセル生産システム
・リング部品 高速バラ積みピッキングロボット(加工機供給)
・複数品種ディスクローター ハンドカメラ バラ積み整列ロボット(加工工程供給)
・ブレーキASSY 組立ロボット(組付け)
・コンロッド 3 in 1 加工機全自動化ロボット(投入・排出・パレタイズ)
・PickWorkerパッケージ ~3Dピッキング Mujin標準セル~


物流向け最新ロボットシステム
【初公開】MujinRobotデパレタイザー/壊れやすい箱対応の二面ハンド 
【初公開】MujinRobotピースピッカー/マスターレス&ハンドチェンジャー 
【初公開】 MujinRobotパレタイザー/高速安定搬送を実現した新ハンド 


Mujinによる国際ロボット展コンテンツ

同社は展示ソリューションを紹介する様々なコンテンツを用意している。各ページより、事前申し込みを受け付けている。

​1.会場でのブースツアー(無料)
会場内Mujinブースにて、各ロボットソリューションを詳しく説明するブースツアーを開催。定員に達し次第締め切りとなる。
日時:3月9日(水)~12日(土)

2.オンラインツアー/Online Tour After iREX(無料)
国際ロボット展会場に足を運ぶことが難しいという人向けに、各展示内容を詳しく紹介するオンラインセミナー型のイベント。
日時:3月23日(水)~

3.国際ロボット展オンライン会場(無料)
Mujinのソリューションについて、動画を交えて紹介する。国際ロボット展会期中には、現地の様子も随時紹介予定。
日時:3月1日(火)~18日(金)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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