ロボット力士たちが横綱を目指す「全日本ロボット相撲大会」 3年ぶりに開催決定 9月に地区予選、12月に両国国技館で決勝大会

富士ソフト株式会社は2020年、2021年に新型コロナウイルス感染防止の観点から開催を中止していた「全日本ロボット相撲大会」を開催することを発表した。9月から地区予選を開始し、 12月の決勝大会には3年ぶりに相撲の聖地 国技館にロボット力士たちが一堂に会し、横綱を目指して戦いに挑む。


技術とアイデアで相手を土俵から押し出すロボット相撲

「全日本ロボット相撲大会」はロボット作りを通して「ものづくり」の楽しさを知ってもらう場を提供することを目的に、1989年より開催しているロボット競技大会。ロボット相撲は参加者が自作したロボットを力士に見立て、技術とアイデアで相手を土俵から押し出すことで勝負が決まる。

全日本ロボット相撲大会2019の様子

「全日本ロボット相撲大会2022」では全国3カ所で地区予選が行われ、その上位入賞チーム、「高校生ロボット相撲全国大会2022」の優勝チーム、公認大会であるイオンモール株式会社主催の「高等学校ロボット相撲選手権」の優勝チーム、などが決勝大会に進出する。 さらに、安全性が高く、誰でも容易に取り組みやすい500gクラスのロボットを対象とする「ロボット相撲500g級プレ大会」を決勝大会と同時に開催する予定。なお、高校生の参加を中心に開催してきたロボットアメリカンフットボール大会は、社会情勢の影響から開催が困難なため、2019年の開催を最後として大会を終了する。


全日本ロボット相撲大会(ロボット相撲大会)
ルール 土俵上で“ロボット力士”が技術とアイデアで勝負に挑む
試合時間は3分間、直径154cmの鉄製の土俵から落ちたら負けの三本勝負
目的 生徒・学生ならびに社会人がロボット作りを通して技術の基礎・基本を習得し、研究意欲の向上と創造性発揮の場を提供し「ものづくり」の楽しさを知ること
ロボットの規格 ・サイズ
幅・奥行き20cm以内/高さ自由/重さ3kg以内

・種類
自立型:自動的に動くコンピュータプログラムを内蔵したロボット
ラジコン型:ラジコン操縦で動くロボット

スケジュール 9月11日(日)東日本地区予選(東京都大田区 東京流通センター)
10月2日(日)九州地区予選(福岡県 福岡工業大学FITアリーナ)
10月16日(日)西日本地区予選(兵庫県 神戸サンボーホール)
12月10日(土))11(日)決勝大会(東京都墨田区 両国国技館)
安全対策 ・対戦の様子はオンライン配信を行う予定。一般の人の来場、観戦はできない。
・会場では手指の消毒とマスクの着用を行い、十分な換気とスペースの確保を行う。
・大会参加者用のメンテナンスエリアには、チーム毎に十分な間隔を取って作業用テーブルを設置する。
・今後の新型コロナウイルス感染状況によっては開催を中止する場合がある。
主催 富士ソフト株式会社
後援 (申請予定)文部科学省、一般社団法人日本ロボット工業会、一般社団法人日本ロボット学会、一般社団法人日本機械学会、一般社団法人電気学会、公益社団法人全国工業高等学校長協会



高校生ロボット相撲全国大会2022 開催概要
主催 公益社団法人全国工業高等学校長協会
後援 (申請予定)文部科学省、経済産業省、公益財団法人産業教育振興中央会、一般社団法人日本ロボット工業会、一般社団法人日本ロボット学会、一般社団法人日本機械学会、一般社団法人電気学会
協賛 富士ソフト株式会社
開催日 11月26日(土)決勝大会(福島県 ビッグパレットふくしま)
参加校 都道府県代表
 ※10月31日(月)までに各都道府県で代表を選出

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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