大規模森林火災の脅威を描く海外ドラマ『FIRES オーストラリアの黒い夏』配信開始!大迫力の爆炎シーン撮影の新技術「ドリームスクリーン」とは

「スターチャンネルEX」で本日8月8日(月)より、話題の海外ドラマ 『FIRES ~オーストラリアの黒い夏~』が全話独占配信される。また「BS10 スターチャンネル」で、8/30(火)より放送が開始される。大規模森林火災を舞台にしたヒューマンドラマで、オーストラリア・アカデミー賞で計10部門にノミネートされた注目の作品だ。

海外ドラマ 『FIRES ~オーストラリアの黒い夏~』、「スターチャンネルEX」で全話独占配信 ©2021 Tony Ayres Productions Pty Ltd, Australian Broadcasting Corporation and Screen Australia. ALL RIGHTS RESERVED.

ロボスタは、迫力の爆炎シーンが最新映像技術「ドリームスクリーン」を使用して撮られた舞台裏のメイキング映像をいち早く入手、この記事でその動画を公開しよう。


森林火災の脅威を映像化した緊迫のヒューマンドラマ

『FIRES ~オーストラリアの黒い夏~』は、2019年から2020年にかけてオーストラリアの広範囲に広がった大規模森林火災。“Black Summer”(黒い夏)とも呼ばれるこの未曾有の災害を経験した人々の実話をもとに制作された6話構成のアンソロジー。
地球温暖化が進むなか年々悪化している森林火災の脅威を映像化し、それによって失われるものの尊さや大切なものとは何かを訴えるヒューマンドラマとなっている。かつ、火災の迫力や、災害によって窮地に立たされる登場人物たちの行動や心境が非常にリアルに描かれており、観る者を圧倒するだろう。


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自然災害大国である日本の視聴者にとっても遠い世界の話しとは思えない、真に迫る映像だ。オーストラリア国営放送局・ABCが制作を手掛けている。

【予告編映像】『FIRES~オーストラリアの黒い夏~』




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新旧スターたちが勢ぞろい

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『ベイビーティース』主演で今注目のネクストブレイク俳優、エリザ・スカンレン、『アバター2』の公開が控える名優サム・ワーシントン、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのミランダ・オットー、『FRINGE/フリンジ』のアナ・トーヴらオーストラリアにゆかりのある新旧スターたちが勢ぞろいだ。

エリザ・スカンレン

ハンター・ペイジ=ロカード

サム・ワーシントン

ミランダ・オットー(右) ©2021 Tony Ayres Productions Pty Ltd, Australian Broadcasting Corporation and Screen Australia. ALL RIGHTS RESERVED.

エリザ・スカンレンは「実際に体験しているかのような迫力があった」とコメントしている新技術「ドリームスクリーン」とは・・。


リアルな森林火災シーンを撮影した裏側に迫るメイキング映像を解禁!

リアルな森林火災シーンを撮影はいかにして撮られたのか?
危険な炎の撮影で活躍した背景投影の新技術「ドリームスクリーン」とは!?

危険な森林火事シーンなどの撮影には安全上限界があるが、どのように緊迫したリアルな撮影ができたのか、製作総指揮・キャストが明かすメイキング映像が初解禁となった。
今回解禁となったのは、第一話のクライマックスで若い消防団員2名が消防車の中に取り残され、火に囲まれてしまうという緊迫感のあるシーンのメイキング映像。


こちらのシーンで用いられたのは「ドリームスクリーン」と呼ばれる最新技術。通常背景にCGを合わせるシーンではグリーンスクリーンの前で撮影し、後で背景を合成するのが主流だが、ドリームスクリーンは一面が巨大なLEDパネルになっており、リアルな炎の映像を背景に撮影するが可能となった。

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それに合わせて火の粉や風は本物を使用。わずか5分のシーンに3日間かけて撮影し、より臨場感のあるシーンに仕上がった。

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製作総指揮・脚本のトニー・エアーズがこの技術を使用したことについて語る。「本物の炎の中では撮影ができなかった。ドリームスクリーンは理想的だった。特殊効果を合わせると私たちが望む世界を再現できたからだ。できる限り現実に近い状況を生み出した」
消防団員モット役のハンター・ペイジ=ロカードは「映像ではなくリアルな反応ができるからいい演技になった」と語った。同じく車内に閉じ込められる消防団員ターシュ役エリザ・スカンレンは「炎の熱さにとても驚いた。でもそれは撮影基準では安全とされる炎の強さだった。実際の炎の恐ろしさは想像もできない」と、撮影現場で実際に使用された本物の炎について言及。火の恐ろしさを改めて教えてくれた。

エリザ・スカンレンとハンター・ペイジ=ロカード ©2021 Tony Ayres Productions Pty Ltd, Australian Broadcasting Corporation and Screen Australia. ALL RIGHTS RESERVED.

最後にトニー・エアーズは改めて「ドリームスクリーンを使用したことで、演者のリアルな反応を撮ることが出来た。演技に即効性が生まれ、衝撃的なものになった」と締めくくった。

このような一面LEDのデジタルパネルで撮影する手法は、海外では人気ドラマ「マンダロリアン」や、近年日本のミュージシャンのMVなどでも使用され注目されており、リアルで臨場感のある映像が期待できる。この技術で撮影された本作の炎のシーンを観ると、画面の中に没入するような感覚を味わう事ができる。

『FIRES ~オーストラリアの黒い夏~』火災シーン制作の舞台裏「ドリームスクリーン」

©2021 Tony Ayres Productions Pty Ltd, Australian Broadcasting Corporation and Screen Australia. ALL RIGHTS RESERVED.


見どころポイント



■オーストラリアで猛威を振るった2019年~の大規模森林火災をドラマ化

”黒い夏(Black Summer)”と呼ばれる、2019年秋から2020年上旬にかけてオーストラリアで約半年間にわたり猛威を振るった森林火災は、犠牲者33人、 30億頭以上の野生動物が犠牲になり、3000戸以上の住宅が焼失するという甚大な被害をもたらした。クリエイターのトニー・エアーズは、命からがら火災を生き延びた友人を持ちながら、当時何もできない自分に無力さを感じ「ストーリーテラーとして、ドラマを通じてこのトラウマ的な経験を周りの人と話し乗り越える機会になれば」と、大きな被害を受けたニューサウスウェールズ州北部在住で、実際に家を失った多数の友人に住む場所を提供していたベリンダ・チャイコと共に制作を決意した。この惨事を身近に経験した2人だからこそ作れたリアルな描写と人々の心に寄り添った脚本に心を揺さぶられる。


■エリザ・スカンレン、サム・ワーシントンらオーストラリア出身の実力派俳優が集結

出演は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『ベイビー・ティース』で注目度急上昇中のエリザ・スカンレン、『アバター』のサム・ワーシントン、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのミランダ・オットー、 『FRINGE/フリンジ』のアナ・トーヴら。通常ハリウッドなど海外で働いていて不在のことが多いビッグネームの俳優たちだが、コロナ禍で帰国していたために豪華なキャスティングが実現し、6話構成のアンソロジー各回に豪華さと安定感を与えている。また、スカンレンと共に消防隊員を演じた『ウェントワース女子刑務所』にも出演のハンター・ペイジ=ロカードをはじめとする先住民族アボリジナルのキャストや、アジア系、アフリカ系など多様なオーストラリアを表した配役にも注目したい。



■最新LEDスクリーン技術・Dreamscreenで炎の中のシーンをリアルに撮影

消防車が炎の中で足止めされるシーンの撮影は、 『マンダロリアン』でも使用され、コロナ禍でできないロケーション撮影がスタジオで可能になったと話題になったLEDスクリーンを使用し撮影を実行。これまで一般的だったグリーンスクリーンをLEDパネルに置き換え背景に森林火災を映し出し、本物の炎や煙、火の粉も使い5分程のシーンを3日がかりで撮影、実際に熱を感じる事で、よりリアルに演じられたとキャストも絶賛している。



■オーストラリア・アカデミー賞で計10部門ノミネート

2021年9月にオーストラリア国営放送・ABCで初放送された本作は、オーストラリア・アカデミー賞で合計10部門にノミネートされ、テレビ部門の作品賞、音響賞、撮影賞の3冠に輝いた。イギリスでは同年10月にBFIロンドン映画祭で上映された。

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【配信・放映情報】
 <配信>「スターチャンネルEX」
【字幕版/吹替版】 全話独占配信開始
 作品ページ:https://ex.star-ch.jp/special_drama/kxxzZ
 <放送>BS10 スターチャンネル
【字幕版】 8/30(火)より 毎週火曜よる11:00 ほか
【吹替版】 9/1 (木) より 毎週木曜よる10:00 ほか ※8/27(土)吹替版 第1話 無料放送
 公式ページ:https://www.star-ch.jp/drama/fires

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ロボスタ編集部

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