株式会社カインズはデジタル技術を活用し、レジを通らずに買い物が可能な店舗「CAINZ Mobile Store」をカインズ本社1階ロビーに設置し、2022年9月1日(木)より実証実験を開始することを発表した。同店舗の利用はカインズメンバー(従業員)限定とし、実証実験の結果を踏まえて今後の展開を検討する予定。
AIと高度なカメラセンサーによる最先端テクノロジー店舗
「CAINZ Mobile Store」は会計時のわずらわしさをなくし、スピーディーに買い物を楽しめるレジのない無人店舗。店舗入り口にあるゲートに専用アプリのQRコードをかざして入店し、買い物後、店舗出口から出ると決済が完了する。 店内上部に設置されたカメラが利用者の動きを認識し、手に取った商品を判断、入店時に読み取らせたアプリで自動的に決済される仕組み。「CAINZ Mobile Store」の設置により利用者は非接触かつ買い物にかかる時間を短縮でき、店舗側は省人化による効率向上を期待できる。
無人店舗ソリューション・・・米国AiFi社が提供するテクノロジー。複雑な人工知能(AI)システムと最先端のコンピューターヴィジョンのアルゴリズムを基盤にしている。これらで店内での行動をリアルタイムで追跡し、どのような製品が手に取られ、再び棚に戻されるかをチェックできるほか、客の入退店も記録できる。
同社は「新しいカインズをつくる」ことを目的とし、「ストレスフリー」「パーソナライズ」「コミュニティー」「エモーショナル」の4つの視点を目的としてデジタル戦略を進めている。特に「ストレスフリー」の点においては、カインズアプリやピックアップサービスなどお買い物時のわずらわしさ解消につながる施策を次々と生み出してきた。今回新しく始める「CAINZ Mobile Store」はレジに並んで会計を待つ時間や買い物かごから買い物袋に入れ替える手間など、ちょっとしたわずらわしさを解消することができると考えている。
「CAINZ Mobile Store」店舗概要
店舗名 | CAINZ Mobile Store (カインズメンバー限定) |
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住所 | 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1 |
営業時間 | 24時間 |
店舗面積 | 15.5㎡ |
取扱商品 | カインズオリジナル商品を中心に約200アイテム |
<カインズについて>
株式会社カインズは28都道府県下に230店舗を展開するホームセンターチェーン。「くらしに、ららら。」を企業メッセージに、日常生活に寄り添うライフスタイルの提案と住空間のトータルコーディネートを意識した商品づくり、店舗づくりに努めている。くらしを豊かにする商品をオリジナル商品の開発と、独自の仕入れ・物流システムの活用により、毎日低価格で提供する。
株式会社カインズ
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。