最小90cm幅の狭小通路も走行可！アルテックが車両本体からカスタマイズ可能な自律搬送ロボットを開発　高精度のナビシステム「ANT」と連携

専門商社のアルテック株式会社は、同社が取り扱う自律走行ナビゲーションシステム「BlueBotics ANT」を搭載した自律走行型搬送ロボット開発用プラットフォーム「MagicPorterシリーズ」を商品ラインナップに追加した。

従来の自律型搬送ロボットは、車両本体のサイズや形、動作方法等が既に決まっており、ユーザーは自社の環境にマッチするロボットを様々な角度から調査して選定する作業が必ず必要だった。
「MagicPorterシリーズ」は、車両本体を含む開発から運用、操作トレーニング、アフターサポートまでトータルで提供しており、面倒な選定調査を必要としない自律走行型搬送ロボット開発用プラットフォームとなっている。

高精度のナビゲーションシステム「BlueBotics ANT」

ナビゲーションシステムは、「自律走行ロボットの脳」と言える。MagicPorter Xには世界で3,000台以上の実績がある最先端の自律走行ロボット(AMR)用ナビゲーションシステム「ANT」が搭載されており、他のANTが導入されたAMRと同一の環境下・同一の運行管理システムによって運用可能だ。

BlueBoticsの日本正規代理店である同社は、日々国内のAGVメーカー様やユーザ企業様への技術支援を行なっており、利用者の求めるAMRの実現に寄与している。

「MagicPorterシリーズ」の主な特徴

車両本体のカスタマイズが可能な同シリーズは、ナビゲーションシステム「BlueBotics」を搭載しいるためガイドレスで走行可能。障害物にも自律的に対応でき、最小90cm幅の狭小通路も走行できる。また、±1cm、±1°の高精度を実現。その他、車両のジョブ管理ができる。また、コンベアやリフター等の搭載が可能だ。

ガイドレス

ナビゲーションシステム「BlueBotics」を搭載している事から、自律走行【SLAM（自己位置推定と環境地図作成）】ができます。磁気テープなどの走行ガイドが不要。そのため導入コストの大幅な削減が可能。さらにルート変更や車両追加などにも柔軟に対応。

高い安全性

障害物にも自律的に対応します。障害物回避機能が有効な場合は障害部を避けて移動し、ライン追跡システムの場合は速度を調整して危険な状態を回避する。BlueBoticsナビゲーションシステムにより、EAGLE-ANT、NIPPER等のロボットと連携が可能だ。なお、標準仕様では最小90㎝幅の通路を走行することができる。

運行管理システム

倉庫管理システムとの連携が可能。Wi-Fi接続に対応しており、ホストコンピューターによって管理された搬送オーダーは次に利用可能な車両に割り当てられます。効率的な配車を実現。

コンベア搭載型

コンベアの搭載でき、コンベアに製品検知センサーを取り付け、自動で荷物の受け渡しを行う事が可能だ。

リフター搭載型

リフターの搭載が可能。ロボットがスタンドの下に移動して、スタンドに置いてある荷物を持ち上げて搬送することができる。

走行速度・可搬重量

技術仕様に記載の標準仕様のみならず、カスタマイズにも対応できる。

▼ MagicPorter X 標準仕様

「2022国際物流総合展」に出展

同社は、東京ビッグサイトにて開催される「2022国際物流総合展」に出展し、カスタマイズが可能な自律走行搬送ロボット「MagicPorter X」を初展示する。会場では、デモンストレーションも実施予定だ。

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