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愛知県で具体的に進む自動運転バスの社会実装　アイサンが中部国際空港島で実証実験　空港利用者・観光客の周遊を促進

2022年10月18日 By ロボスタ編集部

アイサンテクノロジー株式会社は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社を幹事会社とする共同体で、愛知県より委託を受け事業実施することを発表。同実証実験の一環として、中部国際空港・常滑市りんくう町・常滑駅周辺において、空港利用者・観光客の周遊を促進することを想定した実証実験を行う。

同社は、様々な交通課題の解決に寄与することが期待されている自動運転サービスの実現を目指し、国の規制緩和の動きに連動した最先端の遠隔型自動運転システムを含む実証実験を、全国に先駆けて積み重ねている。本年度は、実運行において再現可能なビジネスモデルの構築を目指すことを目的としている。

また、本年度は、一元的な遠隔管制(自動運転車両の運行を遠隔からの映像をもとに行う管理・制御)の下での複数台運行をより実践的なものとするため、遠隔管制者がいち早く走行ルート上の危険を検知できるよう、5G・AI等の技術を駆使することで、車両のセンサーでは死角になる箇所の危険を回避することを特徴としている。　(冒頭の画像：使用車両イメージ)

同実証実験について

2022年10月28日(金)、10月31日(月)から11月６日(日)までの計8日間実施するものだ。実運用において再現可能なビジネスモデルの構築を目指し、今回の実験における新たな試みとして、株式会社東海理化が持つ自動運転の遠隔監視に必要不可欠なカメラや映像の統合技術を用いて、常滑市りんくう地区を走行する。なお、一般の試乗については、10月31日(月)～11月6日(日)を予定している。

実施日程

2022年10月28日(金)、10月31日(月)から11月６日(日)まで計8日間。
※天候等の条件により、内容が変更になる場合がある。

実験の概要

※以下、ルート番号は愛知県の報道発表に準ずる。

ルート	A 市街地ルート
経路	出発点名鉄常滑駅(知多バス半田・常滑線４番のりば) 経由－終着点イオンモール常滑／距離約3.5km
試乗者等	愛知県知事

ルート	F 市街地ルート
経路	出発点イオンモール常滑(経由名鉄常滑駅 / 知多バス半田・常滑線４番のりば) 終着点イオンモール常滑距離往路約4.0km / 復路約3.5km
試乗者等	実証実験関係者一般(事前予約不要)

ルート詳細

S：出発点／G：終着点
※ 往路／復路があるルートは、経由地となるポイントを便宜上GとSに分けて表記
▼ルートA

▼ルートF

使用車両

車両	大型バス
試乗定員	13人
仕様	自動運転OS「Autoware」(自動運転システム用オープンソースソフトウェア)及び事前に取得する高精度3Dマップを使用して走行

事業実施体制

※(株)東海理化は今年度新規参画企業となっている。

一般の人の試乗方法

日程	10月31日(月)〜11月６日(日)
実施内容等	・ルート： F 市街地ルート・イオンモール常滑〜名鉄常滑駅間を往復で運行・定時運行予定・往路／復路ともに、「ボートレース北」に一時停車する。・事前予約は不要のため、各乗り場から乗車可能。