第二次世界大戦終結の象徴、ハワイ「戦艦ミズーリ記念館」で日本発の多言語表示サービス「QR Translator」を採用!PIJIN

株式会社PIJINは、同社が開発・運営を手がけている多言語表示サービス「QR Translator」が、ハワイ・オアフ島の「戦艦ミズーリ記念館(Battleship Missouri Memorial)」にて、一般公開されている甲板、艦内や埠頭の展示情報を多言語化するために導入される事を発表した。

同記念館は1999年のオープン以来、世界中からの累計来館者数は900万人にものぼり、アメリカ本土以外からもたくさんの観光客が訪れている。そのため、言語に関係なく、誰でも簡単に情報に触れてほしいという思いから、新旧展示パネルの入れ替えと追加のタイミングに合わせて、省スペース・多言語で音声にも対応した「QR Translator」を採用。これにより、効率的に情報を伝達することを可能にした。

なお、「QR Translator」は10言語(英語:原文/日本語/中国語簡体字/韓国語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/ベトナム語/ロシア語/ウクライナ語)に対応している。(2022年12月現在/全言語音声読み上げ付)


■ 言語一例 左から中国語簡体字、英語、韓国語




多言語表示サービス「QR Translator」について

QR Translatorは、PIJINが開発・提供しているQRコードを使った多言語表示サービスで、ユーザー端末(スマートフォン)の設定言語が自動認識され、自動的にユーザーの使用言語に合った翻訳文を表示・音声読み上げも行う。利用者にとっては通常のQRコードと同じなので専用アプリは必要なく、サービス提供側にとっては多くの言語で看板や印刷物を個別に制作する必要がなくなる。また、表示される翻訳文に間違いが見つかった場合でも、クラウド上から修正を行えば、QRコードを再印刷することなく、テキストと音声の両方へ自動反映させることが可能だ。


主な機能
・専用アプリ不要
・43言語対応:1つのQRコードで最大15言語までの表示が可能(※2022年12月22日時点)
・差替え不要:クラウド上で簡単にコンテンツの修正・更新が可能
・音声読み上げ機能付き:テキスト情報に基づいて機械音声を自動合成。視覚障害がある方々にも情報提供が可能
・データ分析機能:個人情報の取得無しで、QRコードが読み取られた場所や言語をグラフ化



■【動画】【1min】世界を言語バリアフリーに – QR Translator –




戦艦ミズーリについて

戦艦ミズーリは、1944年1月29日に進水し、第二次世界大戦、朝鮮戦争、湾岸戦争と3つの戦争に参加した後、​​1992年に退役した戦艦です。アメリカ海軍が最後に完成させた戦艦でもある。1945年9月2日、東京湾に停泊中の戦艦ミズーリ艦上で日本の降伏文書調印式が行われたことはよく知られており、それによって第二次世界大戦が正式に終結した。現在は、1941年12月8日の真珠湾攻撃で沈められた戦艦アリゾナと向かい合わせに、太平洋戦争の始まりと終わりを象徴するような形で真珠湾に係留。退役後、民間非営利団体の戦艦ミズーリ保存協会に寄付され、1999年に「戦艦ミズーリ記念館」として一般公開された。

■ 展示パネル例

■ 展示パネル例

■ 展示パネル例
戦艦ミズーリ記念館公式ホームページ:https://ussmissouri.org/jp/
関連サイト
株式会社PIJIN

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