人工衛星のカメラを地上から操作して宇宙から写真を撮ろう カメラブが一般枠の公募『GOOPASS SPACE PROJECT』始動へ

カメラブ株式会社はソニーグループが手掛ける『宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで「宇宙の視点」を発見していくプロジェクトSTAR SPHERE』のビジョンに共感し、第1期クルーへの参画ならびに宇宙撮影体験への支援を行ったことを発表した。この機会を通じて、クリエイターの創作活動とのコラボレーション、GOOPASSユーザーへの特別な体験の提供、次世代を担う子どもたちへの教育などに活用する予定。


地上からの遠隔操作で宇宙空間を撮影

ソニーグループは地上からの遠隔操作で宇宙空間から撮影を実現する超小型人工衛星『EYE』(アイ)が衛星軌道に放出後、地上局との通信を確立することに成功。2023年春には一般の人がこの『EYE』を使って、宇宙からの写真や動画を撮影するサービスを展開し、宇宙を誰もが身近に感じられる機会を提供したいと考えている。

カメラブは上記プロジェクトのビジョンに共感し、第1期クルーへの参画ならびに宇宙撮影体験への支援を実施。ユーザーが人工衛星及び搭載されたカメラを操作し、宇宙視点での撮影を可能にした世界初の人工衛星の操作撮影体験の一般撮影枠も公募する。詳細はTwitterおよび、公式ホームページで告知予定。

「STAR SPHERE」とは
「STAR SPHERE」は「宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで「宇宙の視点」を発見していくプロジェクト」。「STAR SPHERE」が大切にしている「宇宙の視点」とは、宇宙から見るというだけではなく、宇宙を通してものごとを捉え、考えてみることを意味している。ソニーがJAXAの協力のもと、東京大学とともに開発した超小型人工衛星『EYE』はソニー製カメラを搭載し、操作シミュレータを用いることで、ユーザーが意図したカメラワークで地球や星々を撮影することができる。『EYE』は宇宙から地球や星々を見つめ、新たな気づきを得られる視点となることを願い『EYE』と命名。

カメラブはモノを手にする喜びはもちろん、モノを手にした後の体験や時間を大切にしてもらいたいという想いから、こころに残る”トキ”を届ける『GOOPASS』事業を展開している。『宇宙』という誰もが一度は夢を見た世界に一人でも多くの人に触れてもらいたい思いから、『GOOPASS SPACE PROJECT』を開始し、かけがえのない”トキ”を提供する。

関連サイト
GOOPASS 公式 Twitter


カメラブ 代表取締役 高坂勲 氏からのメッセージ

このたび、宇宙に関わるプロジェクトを立ち上げられることを大変嬉しく思います。私自身、幼少期に将来の夢として宇宙飛行士と掲げていたくらい宇宙に憧れがあり、現在でも星空の撮影がライフワークになっています。GOOPASSは星空や月の撮影機会を通じて、日本中の魅力的な地域を伝えるとともに、地球の自然環境は守らない限り永続的ではないこと、世界は同じ空のもと繋がっているということに気づくキッカケを届けてまいりました。

SONY社が実現を目指している人工衛星を操作し宇宙から撮影できるという壮大なプロジェクトは、撮影体験を提供する私たちにとっても最高の機会となるとともに、新たな気づきや学びの機会になることと期待しています。宇宙は年齢や性別、人種すらも超えて感動できる人類の共通の資産だと思います。世界はひとつなぎであり、未来に向かって協力していくべきだということを伝えていく新たな機会となることを願っています。

関連サイト
カメラブ株式会社

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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