エリクソン、KDDIの社員が横浜市立箕輪小学校で授業 ロボット制御の基本、ロボット活用の重要性や将来的な応用の可能性を伝える

エリクソン・ジャパン株式会社、横浜市立箕輪小学校(以下、箕輪小)、KDDI株式会社は2022年12月8日と15日の2日間、箕輪小の6年生の児童に対し、エリクソンが提供するロボット教育プログラム「Connect to Learn デジタルラボ・プログラム」を活用した授業を実施したことを発表した。


2030年に20歳になる小学6年生に授業

日本では2030年にサービス業を中心に644万人の労働力が不足すると推定されており、多くの企業が労働力不足解消の手段としてロボットの活用を検討している。一方、日本の公教育ではロボットに関する教育の導入が進んでいないことが課題となっている。

今回は2030年に20歳になる現在の小学6年の児童に対し、ロボットの基礎的な技術を学んでもらうべく授業を行った。なお、「Connect to Learn デジタルラボ・プログラム」はエリクソンが教育先進国であるスウェーデンをはじめ、イタリア、南アフリカおよびインドなどでグローバルに展開している。日本での同プログラムを活用した授業の実施は初めてとなる。



授業について

エリクソンとKDDIの技術部門に所属する社員がインストラクターとなり、小学6年の児童30名にモーター駆動やセンサー情報取得など、ロボット制御の基本を伝えた。また、高度なロボット工学で使われているのと同様の手法を体験してもらい、ロボット活用の重要性や将来的な応用の可能性を伝えた。


授業を受けた児童からは「同じ班のインストラクターさんと一緒に話し合いながらプログラムを組めたうえ、プログラミングの大変さ・面白さを知ることができました。街にこれからロボットが来るのが楽しみです。」という声を得た。

先生からは「何度も何度も失敗しながら、試行錯誤を重ね、相談を繰り返して取り組む姿は、まさに学校教育が目指している学びの姿だったと思います。ついつい大人が失敗しないように、先回りをしてしまいがちですが、失敗にこそ深い学びがあることを再認識しました。」という声があった。


「Connect to Learn デジタルラボ・プログラム」とは

11歳から16歳の子どもたちを対象に、新しい技術の探求と問題解決能力の育成を目的とした教育プログラム。インストラクターがテクノロジーへの情熱を児童と共有し、ロボット工学、ゲーム開発、電子工学および人工知能などのコースが用意されている。スウェーデンの公立科学センターのUniverseumとのコラボレーションとしてイエーテボリで開始されたデジタルラボ・プログラムは、これまでイタリア、南アフリカおよびインドなどで展開されてきた。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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