株式会社CuboRexでは、「「不整地で使えるガチなレゴ」を作り、不整地産業のあまねく課題へ挑む」というミッションのもと、大型移動ロボットの足回りとして「CuGoMEGA」を開発・販売しており、「CuGoシリーズ」の累計販売台数は700台を超え、順調に市場を拡大している。
その中で「CuGoMEGA」に関して「防塵・防水性の向上」や「より高い走破性」を求める声が増えてきたこともあり、これらの要望を解決した電動クローラユニット「CuGoシリーズ」新作の「CuGoMEGA M2」を開発。
2023年1月17日より、同製品の予約販売を開始した。価格は1ユニット495,000円(税込)となっている。
(※冒頭の画像:CuGoMEGA M2ベースキット/フルオプション)
■【動画】【高耐荷重×防塵防水】CuGoMEGA M2 紹介動画
CuGoMEGA M2により向上した部分
CuGoMEGAと比較して、防塵・防水性能と積載荷重が向上。防塵・防水性能では、IP64相当の防塵・防水性を実現することで、砂地などの不整地や、雨天での使用にも耐えることができるようになった。加えて、機体の水洗いも可能(※高圧洗浄は不可)。また、最大積載荷重が350㎏(軽トラックと同等)になったことで、CuGoMEGA(最大積載荷重200㎏)では運ぶことができなかった運搬物も運ぶことができるようになった。
「CuGoMEGA M2」製品概要
同製品の特長や仕様、想定される使用事例は以下の通りだ。
特徴
・最大積載荷重350㎏、IP64相当
・遠隔操作が可能(30m程度 ※同社調べ)
・農地や建設現場などの屋外不整地での産業用途利用が可能
仕様
サイズ | L1141×D953×H525mm(2ユニット連結時) |
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重量 | 90kg(2ユニット連結時) |
定格出力 | 48V/400W |
電源 | DC48V |
耐荷重 | 350kg(2ユニット連結時) |
速度 | 1.2km/h |
想定される使用事例
・農業用ロボットや運搬機
・産業用ロボットの実験機
・研究用移動ロボットの実験機
今後の展開
同社は、人力による運搬や作業負担を減らす移動ロボットを簡単に作れる「CuGo」が、現在多く活用されているスマート農業以外にも土木等スマートコンストラクション分野、また人が入れない災害現場など幅広く活用可能と考えており、あらゆる不整地産業での移動ロボット化に対応可能にするため、「CuGo」の日本製モーターを利用した高耐久な新型開発を進めていくと述べている。また、ROS向けキットやカスタムクローラーベルトの開発も進め、不整地産業において、利用者自身が欲しい物を作り、利用することが当たり前となった社会の実現を目指すとのことだ。
株式会社CuboRex