
アルテック株式会社は、トルコの電気バスなど商用車のメーカーKARSAN社(カルサン)と日本国内の総販売代理店契約を締結した。日本仕様車の電気バスの販売を2023年度に予定している。
「環境問題対策」や「特定地域に交通弱者を作らない」といった課題に対し、点検整備サービス面等でパートナーシップを組むジェイアールバス関東株式会社と協力して「電気バスが走る優しい地域づくり」の実現を目指し、日本での電気バス普及に大きく貢献したいとしている。
KARSAN社はトルコの商用車メーカー。欧州を中心に電気バスで世界20カ国600台以上の販売実績がある。欧州で走行中の同社の小型ノンステップ電気バス「e-JEST(左ハンドル仕様)」の市場調査を、2018年秋よりアルテックは実施してきた。
その結果、従来にないコンパクトサイズと高い安全性能を持つ「e-JEST」は、主に観光地の自治体や高齢化が進む地域に需要が見込まれると判断した。KARSAN社も日本市場進出に意欲的なため、総販売代理店契約の締結に至ったという。
「e-JEST」は、2020年より3年連続で欧州の3.5~8トンの電気ミニバスクラスでトップブランドを維持しているという。
BMW iシリーズのバッテリーとモーターを搭載
国内初の全長6m未満のノンステップ電気バス
バッテリーを後部座席の床下に配置し、広くて明るい室内を実現
信頼性の高いBMW『iシリーズ』のモーターとバッテリーを搭載
ドライバーの快適性を考慮
安全・安心を約束する充実装備
KARSAN社について
トルコは欧州への自動車供給地として重要な役割を果たしており、大手自動車メーカーの工場も多数ある。KARSAN社は1966年に設立され、商用車を中心に500,000台以上の生産実績がある。海外メーカーのOEMや自社ブランドの車両を最先端の製造設備で生産し、国内および輸出市場の広範なネットワークを通じてマーケティング、販売、アフターサービスを提供している。電気バスについては2018年から販売を開始し小型から大型まで幅広くラインナップしている。
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