見えないデータをカメラで受け取る「Luminary AR」技術をLEDビジョンに実装 ニューラルマーケティング

LEDビジョン事業などを行なっているニューラルマーケティングは、東京農工大学大学院の中山悠准教授が開発した「Luminary AR」技術をLEDビジョンに実装すると発表した。2023年5月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「第7回 AI・人工知能EXPO【春】」の展示ブースでデモを行う。


Luminary AR技術とは

Luminary AR技術は、カメラの撮像素子であるCMOSイメージセンサーを受信機に用いる、光カメラ通信(送信機にLEDやディスプレイのような光源、受信機にカメラを用いた可視光通信、Optical Camera Communication;OCC)をベースに、LEDビジョンから送信される“見えない”データをスマートフォンのカメラで撮影して受け取る技術。

QRコードなどを一部置き換えることができるため、世界観を壊さず審美性の高い形態でデジタルデータを読み取ることが可能となる。

今後は「カメラを構える」動作を契機として、LEDビジョンによる広告配信のほか、テーマパークやイベントにおける情報配信等、デジタルスタンプラリーによる地域振興など様々な展開が期待されている。また、CMOSイメージセンサーの活用領域の拡大といった産業上の波及効果も見込まれている。


5種類のLuminary AR技術の体験が可能

ニューラルマーケティングでは、2023年5月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「第7回 AI・人工知能EXPO【春】」の展示ブースに設置する5つのLEDビジョンで、実装したLuminary AR技術のデモを行う。来場者が自身のスマートフォンをかざすと企業HPやスタンプラリー等、5種類のLuminary AR技術を体験することができる。

ニューラルマーケティングは今後LEDビジョンを通して、広告配信やイベント、エンタメ、地域振興など「Luminary AR」技術の幅広い活用を支援するとのことだ。




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ロボスタ編集部

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