マイボイスコム株式会社は9,573名を対象に、『スマートスピーカー(AIスピーカー)』に関するインターネット調査を2023年4月1日~5日に実施した調査結果を公表した。この調査は今回で6回目となる。
・スマートスピーカーを自分で利用している人は1割弱。
・世帯利用者(1割強)が利用している機能は「天気予報、気温などを聞く」が6割弱、「音楽を聴く」が5割弱、「アラーム・時報、タイマーの設定」が約36%
・スマートスピーカーの利用意向は2割弱。非利用意向は4割強、現在利用していない層では5割弱
【調査方法】インターネット調査 【調査対象】MyVoiceのアンケートモニター
【調査時期】2023年4月1日~4月5日 【回答者数】9,573名
【調査結果詳細】 https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=29710
スマートスピーカーの利用状況
スマートスピーカーを自分で利用している人は1割弱。「自分は利用していないが、同居家族が利用している」を合わせた、自分または家族が利用している人は1割強となった(以下、世帯利用者)。男性10・20代では、「自分だけで利用している(同居家族は利用していない)」が1割強で他の層より高くなっている。
利用しているスマートスピーカーの種類
利用しているスマートスピーカーのメーカー・名称は(複数回答)、「アマゾン」が世帯利用者の46.4%、「グーグル」が33.4%、「Apple」が11.3%。
スマートスピーカーで利用している機能
スマートスピーカーの世帯利用者が利用している機能は(複数回答)、「天気予報、気温などを聞く」が58.2%、「音楽を聴く」が46.7%、「アラーム・時報、タイマーの設定」が35.7%、「ニュースの読み上げ・画面表示」「時刻の確認」「言葉の意味を調べる、翻訳」が各20%台となっている。過去調査と比べて、「アラーム・時報、タイマーの設定」が増加傾向。
利用しているスマートスピーカー別にみると、Apple利用者では「ニュースの読み上げ・画面表示」、アマゾン利用者では「天気予報、気温などを聞く」「アラーム・時報、タイマーの設定」「音楽を聴く」が高くなっている。
スマートスピーカーの利用意向は消極的
スマートスピーカーの利用意向は、「利用したい」「まあ利用したい」を合わせて2割弱です。非利用意向(「利用したくない」「あまり利用したくない」の合計)は4割強、現在利用していない層では5割弱となっている。
スマートスピーカーでやってみたいこと・利用したい機能
スマートスピーカーでやってみたいこと・利用したい機能は(複数回答)、「天気予報、気温などを聞く」が利用意向者の62.8%、「音楽を聴く」「ニュースの読み上げ・画面表示」が各40%台。
「ニュースの読み上げ・画面表示」「スポーツの試合などの結果の確認」は男性、「料理レシピの検索・表示」「アラーム・時報、タイマーの設定」は女性でやや高くなっている。
スマートスピーカーを利用したい理由、利用したくない理由(全6,228件)
<利用したい>スケジュールやくすりの飲み忘れを防ぐため利用したい。(男性60歳)
<利用したい>家電のコントローラーとして優秀だから。ちょっとした暇つぶしに音楽を聴いたり、しりとりをしたりすることができる。(男性56歳)
<利用したい>料理中などで手が汚れていたり、手が離せない時はとても便利だと思ったから。(女性40歳)
<利用したくない>必要性を感じないことと家庭内の会話や音を企業等に盗聴されそうなので。(女性63歳)
<利用したくない>なんでも頼っていたら自分がだらけてしまいそうなので。便利だろうなと思う機能はあるが、わざわざ購入してまでは欲しくない。(女性34歳)
<利用したくない>滑舌が悪く、スマホの音声入力でさえ何度も直さないとならないため。(女性55歳)
<どちらともいえない>今の生活でも特に不便は感じていないので必要性は感じないが最新のテクノロジーを使用してみたいという好奇心はある。(女性31歳)
<どちらともいえない>必要性を感じないが、あれば生活に刺激を与えるかもしれないから。(男性42歳)
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