Amazon、Echoシリーズの新製品「Echo Pop」を発表 ポップなカラーでコンパクト設計、価格は5,980円

Amazonは5月18日(木)「Echoシリーズ」の新たなモデルとして、Alexa搭載のスマートスピーカー「Echo Pop」(エコーポップ)を発表した。新登場の「Echo Pop」は、新たに設計された半球型のコンパクトな形状で、前面方向に9.5mm(1.95インチ)前面放射型スピーカーを搭載している。ロスレスHD音源に対応。サイズは幅99mm x 高さ83mm x 奥行91mm、重量は196g。


カラーバリエーションは、新色のラベンダー、ティールグリーンに加え、チャコール、グレーシャーホワイトの4色。インテリアに馴染みやすいデザインとカラーを意識した。

カラバリは4色

価格は税込み5,980円で、5月18日から予約受付を開始、5月31日(水)より出荷開始を予定している。
なお、Amazonは同時にAmazon Alexa搭載デバイスの世界販売台数が5億台を突破したことも発表した。


詳しくは、こちら(https://www.amazon.co.jp/echopop)。
また「Echo Pop」は一部の家電量販店でも販売する予定。



AZ2プロセッサを搭載

「Echo Pop」は、AZ2プロセッサを搭載し、前面方向にスピーカーを配置した半球型の形状で、豊かなサウンドを提供。ベッドサイドテーブルやラックなど、限られたスペースにも場所をとらずにフィットするようにデザインされている。他の「Echo」シリーズと同様に、スマートホーム製品ならびに、スマートプラグやスマートリモコンと接続すれば、音声での家電操作が可能になる(同梱内容は、Echo Pop本体、電源アダプタ (15W – グレーシャーホワイト)、クイックスタートガイド)。


wifi接続は、デュアルバンド 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)wifiネットワーク。また、スマートホームデバイスの標準規格「Matter」にも対応。Wi-Fiのアドホックモード(またはピアツーピア方式)のwifiネットワークには対応しない。


スマートホーム製品のセットアップを容易にする。その他、お気に入りの音楽やポッドキャスト、オーディオブックの再生、天気予報やニュースの確認、タイマーやリマインダー、買い物の再注文や親しい友人や家族との通話など、いろいろな用途でマルチに活躍する。



プライバシーに配慮

Echoデバイスは、何重ものプライバシー保護対策を用いて設計されているという。マイクのオン/オフボタンや音声録音の削除機能の提供など、ユーザーにはAlexaの利用における透明性及びコントロールが確保されている。詳しくは詳細ページ( https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=6971545051 )を参照のこと。

環境にやさしい設計

この製品は、サステナビリティを考慮してデザインされている。このデバイスには再生利用ポリエステル糸が100%使用され、再生利用アルミニウムが80%使用されている(※デバイス、ケーブル、電源アダプタ含む)。
また、このデバイスで使用される電力相当のクリーンエネルギーを生産できるよう、Amazonでは新たな風力発電所や太陽光発電所を米国とヨーロッパに建設。 このデバイスに使用される梱包材の99%が、適切に管理された森林やリサイクル資源から調達された木質繊維でできているとしている。
さらに、デバイスを使用していない時は、消費電力を抑える低電力モードに切り替わる。(ただし低電力モードは特定のユーザー環境では使用できない。詳しくはこちら( https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GTAS24WKZ8E356JA&ref=ods_dp_aucc_can_cs )。



Alexa担当のコメント

Amazon Alexa担当 シニア・バイス・プレジデント兼ヘッド・サイエンティストのロヒト・プレサド氏(Rohit Prasad)は次のように述べている。

ロヒト・プレサド氏

世界中のお客様がAlexaを信頼できるパーソナルAIとして愛用しており、Alexa対応デバイスは5億台以上購入され、Alexaの利用は昨年だけで35%増加しました。Echo Popは、お客様にとってより実用的で、素晴らしい価値を提供します。本製品をはじめとするEchoデバイスは、生成AIによるAlexa体験を今後搭載し、進化していきます。

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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