ChatGPT「仏教xAI」でお悩みに回答する「HOTOKE AI」相談件数が40万件突破へ、海外利用率は85.5% どんな相談がある?

家入一真氏が開発した「ChatGPT 3.5」搭載のメカニカル仏が、悩みに答えるサービス「HOTOKE AI(ホトケエーアイ)」への「お悩み相談件数」が、2023年3月3日のサービス開始から累計で40万件を突破する見込みだ。

HOTOKE AIはアクセスしたユーザーがテキストで悩みを入力すると、AIが返答するサービス。大規模言語モデルで話題となっているOpenAI社の「ChatGPT 3.5」のAPIを活用している。相談については仏教と心理学の両面からアプローチした観点で回答するしくみになっているという。


ChatGPTの標準機能に加えて、HOTOKE AI独自の学習を追加している。仏教だけでは回答が一面的になりがちのため、心理学やコーチングなど、様々な視点からアドバイスをするよう、追加で学習を行ったという。


海外利用率は85.5%

リリース直後のユーザーは国内からのアクセスが大多数を占めていたが、1~2週間後からは中国圏のユーザーが急増したことをきっかけに、日本語以外に中国語(簡体・繁体)・英語・韓国語にも対応した。その結果、国内の利用者が14.5%に対し、海外経由の利用が85.5%となり、国内よりも海外の利用者数の方が大きく上回る状況となった。





相談内容はさまざま

「HOTOKE AI」に寄せられる相談内容はさまざまだ。「受験勉強のやり方が知りたい」「同じ仕事をしているのに給料が他の人より安い」「ダイエットしているのに体重が減りません」などさまざま。

仏教、心理学、コーチングの観点からそれぞれ回答してくれる

運営者は「小学生の方から、ご年配まで幅広い世代に使っていただいています。国内外で相談内容の偏りは目立ったものはなく、どの国からも相談内容としては、社会、人生、仕事、人間関係、恋愛、子育て、介護、ダイエット、自分の性格など、幅広い内容が寄せられています」としている。
さらに「本当は身近な人に相談したい内容でも、なかなか聞けず、一人で抱え込む方が多い中、まずは誰かに聞いてもらい受け止めてもらうこと、そして自分の考えを整理するために活用されていることが多いと思います」と続けた。

話し相手がAI、という方がむしろ身近な人より相談しやすい、という実状があるのかもしれない。

開発者:家入一真氏 関連情報
LINE:https://lin.ee/8I5dyUv
note:https://ieiri.co/n/n4d1f73bb2df3

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム