PUDU 清掃ロボットの販売を日本で開始　スイープ/床洗浄/吸引/乾拭き機能搭載　導入目標は2024年までに3000台

Pudu Robotics Japan（PUDU）は、商業清掃ロボット「CC1」「SH1」の販売を日本で開始し、新たに日本市場の清掃領域へ参入することを発表した。

2024年までに3000台の清掃ロボットの導入を目標におき、日本の清掃領域における労働問題の解決と顧客・従業員体験の向上を目指している。

配膳ロボットと清掃ロボットの2分野で展開

PUDUは2016年に設立され、日本市場をより専門的に開拓しサービスを提供するため、2021年7月に日本法人を設立。
現在、PUDUには「配送業務」「商業清掃業務」の主に2つの製品ラインがあり、これまでは配送用ロボット(配膳ロボット)を主力とし、レストラン、病院、学校、オフィスビル、政府ビル、地下鉄駅、待合室など、世界中のさまざまな分野で広く使用されている。

特に日本ではネコ型配膳ロボット「BellaBot」を中心に、これまで合計6つの配送用ロボットを展開。ガスト、しゃぶ葉、バーミヤンなどのすかいらーくグループが3000台を導入したことや、サイゼリヤ、焼肉の和民、日高屋、和食さとなどを始め、多くの店舗で導入されていることが話題になっている。

配送業務で培ってきた経験と技術優位性を商業清掃ロボットの開発に活かし、より優れた性能や安定した動作、簡単な操作の商用清掃ロボットの提供を可能にした商用清掃ロボット「CC1」「SH1」の2製品を日本市場に導入する。

■インテリジェント商用清掃ロボット『PUDU CC1』

2024年までに3000台の清掃ロボットの導入が目標

高齢者人口の増加に伴い、多くの国が労働力不足に直面するなか、少子高齢化社会の拡大や「2025年問題」の影響による老後も働かざるを得ない現実や、労働市場の競争激化と賃上げ傾向の強化に伴い、労働コストが上昇するなど、サービス業をはじめとする多くの業界で人手不足に直面しています。これらの社会問題に対し、PUDUはロボットを通じて人々の生産性と社会福祉を向上させたいと考えているとのこと。

2024年までに3000台の清掃ロボットの導入を目標におき、日本の清掃領域における労働問題の解決と顧客・従業員体験の向上を目指しまし、「人ができる仕事」と「ロボットができる仕事」を効果的に区別することによって、PUDUは技術の優位性を活かし、ロボットが人々の仕事をより良く補助し、最終的には人とロボットが調和して共存する社会を実現していくとしている。

「CC1」について

PUDU CC1は1台に4役付きのインテリジェント商用清掃ロボットとなっており、スイープ、床洗浄、吸引、乾拭きの多様な機能を1台に集約している。

CC1の特長

・屋内の多様な材質・硬度の床に適合
・清掃中に電力が低下しても、ロボットが清掃の進捗状況を記憶しているため、フル充電後に前回終了時のポジションから再開できる
・専用のワークステーションにて自動給水排水、自動充電が可能
・マルチフュージョンセンサーの搭載により、どの角度で障害物に遭遇しても、すぐに停止して離れることが可能
・各ユニットの作業状態を収集・要約し、清掃レポートを自動生成する

CC1のスペック

「SH1」について

PUDU SH1は、主に油汚れや滑りやすい環境向けに開発された商用床洗浄機。

SH1の特長

・22kgの地面への圧力と350r/minの高速ダブルディスクブラシを組み合わせた、高圧で高頻度の清掃により、頑固な汚れを迅速に分解する
・強力な吸引力により、汚れや汚水を一度の吸引で完全に除去し、洗った瞬間に乾燥する
・より使いやすい操作性、より軽快な使用感。片手でもコントロール可能で、複数の場所に簡単に移動できる
・清掃タスクの履歴を振り返る
・水および電力の使用状況が一目でわかる

SH1のスペック

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