ローレルバンクマシン 8軸多関節ロボット『xLobomo』多関節とスカラロボットの動作を融合 新たな動きを「国際ロボット展」で発表

ローレルバンクマシン株式会社は、困難な動きや姿勢を実現する新しい8軸多関節ロボット『xLobomo(クロスロボモ)』を2023年11月29日~12月2日に東京ビッグサイトにて開催される「2023国際ロボット展」に出展することを11月7日に発表した。


多関節ロボットやスカラロボットの動作を融合した8軸

ローレルバンクマシンは、従来の多関節ロボットやスカラロボットの動作を融合した新しい8軸多関節ロボット『xLobomo(クロスロボモ)』を開発し、昨年10月に技術発表した。この『xLobomo(クロスロボモ)』を進化させ、独自構造である「xMotion(クロスモーション)」を制御するGUIモデルを開発、独自構造だからできる動作「スカラMotion」「ミラーMotion」を実現した。




新開発「xMotion」構造

従来のロボットは2つのアームが回転軸で固定接続されていたが、1つの回転軸が交点となり直動2軸を各々に直動動作させることのできる「xMotion(クロスモーション)」構造を新たに開発し、『xLobomo(クロスロボモ)』に搭載した。従来の多関節ロボットの動作とスカラロボットの動作を融合したダイナミックかつ細やかな動きを実現。今までにない新しい構造のロボットだ。


今までにない新しい動作1:「スカラMotion」

『xLobomo(クロスロボモ)』は「xMotion(クロスモーション)」の採用により、スカラロボットのような動作も可能となった。アームの直交姿勢により、全軸を動かさずに直動軸と一部の回転軸だけで教示することが可能。直交動作を中心とした作業がより効率よく教示・実現できる。


今までにない新しい動作2:「ミラーMotion」

「xMotion(クロスモーション)」構造の採用により、直動アームD1軸を中心とした対称的な動作をコマンド一つで教示できる「ミラーMotion」も実現。対称動作の過程では、2つの直動アームが重なり合いコンパクトな動きで対称の位置に移動する。この「ミラーMotion」を活用する事で、狭い空間でも効率よく教示・作業させる事ができる。なお、独自構造である「xMotion(クロスモーション)」を制御するGUIモデルと、それにより可能となった新たな動作を「2023国際ロボット展」にて展示する予定だ。


「2023国際ロボット展」で展示

初出展となる同展では、昨年10月に発表した技術を進化させ、独自構造である「xMotion(クロスモーション)」を制御するGUIモデルを開発、それにより可能となった新たな動作を公開する予定だ。

同社ブースで紹介する『xLobomo(クロスロボモ)』は、従来のロボットでは実現できなかった動作や作業を可能とし、これまで導入が難しいとされていた業界を含め、さまざまな領域へ展開していくことを目的に開発。

少子高齢化に伴う労働力不足への対応や省人化を通して、持続可能な社会の実現を目指し研究開発を進めているとのことだ。なお、同ロボットは特許登録済みとなっている。


▼ 2023国際ロボット展 概要

日時 2023年11月29日(水)~12月2日(土) 10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト
ブース 東5ホール E5-07
2023国際ロボット展URL:https://irex.nikkan.co.jp/

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ロボスタ編集部

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