1650社が出展、実践的ロボットが集結!ロボデックス、スマート工場EXPO、スマート物流EXPOが開幕!

2024年1月24日(水)に、ロボット開発・活用展「第8回 ロボデックス」が開幕した。工場でのロボット活用を提案する「スマート工場EXPO」、物流倉庫の自動化が一堂に会した「スマート物流EXPO」、XRゴーグルやアシストスーツなどが展示されている「ウェアラブルEXPO」も併催され、1月24日(水)~26日(金)まで開催される(Factory Innovation Weekとして開催)。場所は東京ビッグサイト。




全体のエリアとしては、ロボデックスとスマート工場EXPOの会場が大きく感じる。

ロボデックスのファナックの展示ブース

フェアリーデバイセズはウェアラブルEXPOエリアにブース展示




ロボットアームと遠隔操作

ロボデックスは会場に入場してすぐ、ファナックブースのたくさんのロボットとスタッフの姿が目に飛び込んでくる。


ファナックはエリアも広く、国際ロボット展名物の巨大な産業用ロボットこそ出品がないものの、協働ロボットや中型ロボットの台数が多く、様々な作業をこなす提案型のロボット展示をおこなっていた。

流れ作業でケーキをデコレーションしたり、デザインを描くロボットを展示


また、可搬質量世界一の「協働ロボット」として50kg対応のロボットアームも展示していた。


台湾発HIWINは多関節ロボットアームを展示デモ。


GLOBAL CONNECT(グローバルコネクト)は、AI画像解析とロボットを組み合わせたデモや、遠隔操作で駄菓子をつかむ体験デモを展示。



川崎重工とソニーグループが設立したリモートロボティクスは、東京から浜松のロボットをリモートで操作デモ。210kmの距離を超えて、遠隔操作による業務効率化を提案。


遠隔操作と言えばugo(ユーゴー)。現場を自動巡回したり、点検作業を遠隔からできるDX化を移動ロボットで提案。


自動搬送ロボット、AGVとAMR
数多く展示されているのが自動搬送ロボットや、それと連携するソリューション。本当にたくさんのブースで展示されていた。

大同工業のブース

Doogブースはお馴染みの協働運搬ロボット「サウザー」シリーズが進化

Syrius Robotics(syrius technology)のAMR

物流ソリューションとしては大規模な商品管理や発送作業の効率化を実現するAutoStore Systemは自動倉庫型ピッキングシステムに加えて新製品の「FusionPort Staging」を展示デモ。



検品ソリューション

工場等の検品作業にロボットを活用するソリューションも多数展示されていた。


シナノケンシとカワダロボティクスはシャツをツールを使って畳む双腕ロボット(NEXTAGE)のデモ。カワダロボティクスのロボットとシステム、シナノケンシのハンドの連携。


こちらはカワダロボティクスのロボット「NEXTAGE」を使い、LINXの3Dロボットビジョンシステムの検品ソリューション。良品と不良品を見分けて仕分けする。


Pepperは鰻の駄菓子を配って働く。


もちろん、この記事で紹介したのは展示のほんのごく一部。なお、これらEXPOの他に、自動運転や自動車部品、軽量化、EVやHV、コネクテッドなど、次世代モビリティに関する展示会も東京ビッグサイト東棟で同時開催している。(ただし、自動運転関連の出展は少ない)

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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