Amazonが電子書籍リーダー「Kindle」の4機種を一気に刷新 ノートのような書き心地/速度/最大の画面サイズなど機能向上

Amazonは、2024年10月16日に2012年のKindle発売以来、初めて電子書籍リーダーであるKindleシリーズを一斉に刷新し、新しくなった4機種、「Kindle Scribe」、「Kindle Paperwhite」、「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」、「Kindle」を発表した。

デザインを一新し、さらに新たな機能「Active Canvas」を追加したKindle Scribeは、読書だけでなく本物の紙のような書き心地を提供。また、新Kindle Paperwhiteは、前モデル比25%の速度向上をはかり、歴代のKindle Paperwhiteシリーズの中で最速のページめくりを実現、7インチディスプレイの採用により、同モデルで最大の画面サイズを実現した。新Kindleは、今回初めて新色の「マッチャ」を追加し、前モデルと比べてディスプレイの明るさやページめくりの速度を向上させ、通勤電車や外出先でもより快適な読書体験を提供するとしている。


新Kindleシリーズの主な特長

新しいKindle Scribe:読書とノートの融合




デザインを一新し、紙のノートのような書き心地
新しいKindle Scribeは、10.2インチディスプレイをホワイトベゼルが囲んだNote Designでデザインを一新し、ノートのような書き心地を提供。さらに前モデル同様の、光の反射を抑えたディスプレイ(解像度300ppi)で、明るい日差しの中でも紙のような読み心地を可能にし、快適な読書体験を提供する。また、アップデートした専用プレミアムペン(付属)は、セットアップやペアリング、充電が不要で、カスタマイズ可能なショートカットボタンを搭載しており、ショートカットボタンには、消しゴム、ハイライトなどの機能の割り当てが可能となっている。


Kindle本の文中に書き込み可能な新たな機能「Active Canvas」を追加
新Kindle ScribeはActive Canvasを搭載。横書きのKindle本の文中に直接メモを書き込むことが可能になることで、読書とノートの更なる融合を実現(一部の電子書籍のみ対応。縦書きおよびマンガなど固定レイアウトの電子書籍には非対応)。Kindle本の文中にペンで書き込み始めると、Active Canvasが自動でメモ用のスペースを提供し、書き込むことが可能。メモの位置はテキストに紐づけられるので、本のフォントサイズを変更しても見失わない。

新しいKindle Paperwhite、Kindle Paperwhite シグニチャーエディション:Paperwhite史上最速のページめくりを実現


Paperwhiteディスプレイの向上
新Kindle Paperwhiteは、前モデルと比べてページめくりの速度が25%向上し、Kindleライブラリや本のページをすばやくスクロールすることが可能となった。本モデルは軽量で薄型なデザインでありながら、Kindle Paperwhite史上最大となる7インチディスプレイを搭載。さらに、高い白黒コントラスト比と300ppiの高解像度ディスプレイの実現でくっきりとした文字と画像を表示し、より快適な読書を実現する。


長時間持続のバッテリーと超薄型防水デザイン
新Kindle Paperwhiteは前モデルと同様に、Kindleシリーズで最長となる最大12週間持続可能なバッテリーを実現。また、従来のIPX8等級の防水機能も搭載し、浴室やビーチ、プールなど場所を問わず読書を楽しむことができる。


Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション
新しくなったKindle Paperwhiteシグニチャーエディションは、前モデルと同様に32GBのストレージや、周囲の明るさに応じてディスプレイが輝度を自動的に調整する明るさ自動調整機能を搭載しているほか、ワイヤレス充電にも対応している。

新しいKindle:よりスムーズなページめくりや、白黒コントラスト比を強調し、外出先での読書にもおすすめ


ディスプレイの向上、前モデルより最大25%明るいフロントライトを搭載
新Kindleは、前モデルと比べてより高い白黒コントラスト比にアップデート。より鮮明でクリアなディスプレイに進化。ディスプレイの輝度も前モデルに比べて最大25%向上(Kindle Paperwhiteと同等の輝度)し、明るい陽射しの屋外や明るさを抑えた暗い室内などでも快適に読書を楽しめる。

ページめくりがよりスムーズに
前モデルと比べてページをめくる速度が速くなったことで、お気に入りの書籍をスムーズに読み進めることができ、より読書に没入できる。

コンパクトなデザインで外出先でも快適な読書体験
新Kindleは、従来機種同様にKindleシリーズの中で最も軽量かつコンパクトなデザイン、最大6週間の長時間バッテリーと16GBのストレージを搭載しており、出かけ先の読書にもおすすめのモデルとなっている。

お気に入りの一冊

すべてのKindle端末は、前モデルと同様に、最新のベストセラーを含む書籍、マンガ、雑誌など、豊富な品揃えを持つKindle本ストアにアクセスが可能。さらに、Kindle Unlimitedは、会員登録(有料)すれば、豊富な本、マンガ、雑誌および洋書の中から好きなだけ読み放題で利用できる。(同時に20冊まで)

価格と購入方法

Kindle Scribe

新Kindle Scribeは、16GBと32GBがタングステンの1色展開、64GBがタングステンとメタリックジェードの2色展開で、価格は56,980円(税込)~64,980円(税込)。別売りのAmazon純正折りたたみカバーは、現行の展開(ファブリックカバー、レザーカバー、プレミアムレザーカバー)に加えて、植物性レザーカバーと、プレミアムレザーカバーがそれぞれ2色ずつ加わり、価格はそれぞれ9,980円(税込)と15,980円(税込)。新Kindle Scribe及び別売りのAmazon純正カバーは、2024年10月16日からAmazon.co.jp( https://www.amazon.co.jp/kindlescribe2024 )で予約受付を開始し、2024年12月4日より出荷開始を予定している。

Kindle Paperwhite

新Kindle Paperwhiteはブラックの1色展開で、価格は27,980円(税込)、新Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションは、メタリックブラックとメタリックジェードの2色展開で、価格は32,980円(税込)。別売りのAmazon純正カバーは、ファブリックカバー、植物性レザーカバー、プレミアムレザーカバーがそれぞれ2色展開で、価格は4,980円(税込)~8,980円(税込)。新Kindle Paperwhite、新Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション、そして別売りのAmazon純正カバーは、2024年10月16日よりAmazon.co.jp(https://www.amazon.co.jp/kindlepaperwhite2024)、( https://www.amazon.co.jp/kindlepaperwhite-signatureedition2024)で販売している。

Kindle

新Kindleは、ブラックに新色の「マッチャ」を加えた2色展開で、価格は19,980円。別売りのAmazon純正ファブリックカバーは従来のブラック、ブルー、ピンク、グリーンに加えて、新色の「マッチャ」を追加し、価格は3,980円(税込)。新Kindle及び別売りのAmazon純正カバーは、2024年10月16日よりAmazon.co.jp( https://www.amazon.co.jp/kindle2024)で販売している。

大手家電量販店でも販売を予定

新しいKindleシリーズはエディオン、ケーズデンキ、コジマ × ビックカメラ、上新電機、ビックカメラ、ヤマダデンキでも順次販売開始を予定している。

アマゾンデバイス担当バイス・プレジデント ケビン・キース 氏 コメント

世界中のお客様が今まで以上にKindleに夢中になってくださっています。昨年、過去10年間で最高の売り上げを記録し、その大部分は初めてKindle端末を所有するお客様によるものでした。この度、読書とノートの融合をより進化させた新しいKindle Scribeなど、まったく新しいKindleラインナップをお客様にお届けできることを嬉しく思います。


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ロボスタ編集部

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