三菱地所の総合スマートホームサービス、ダイキアクシスが代理店販売開始 四国エリアに販路拡大

ダイキアクシスは、三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」の代理店販売を中四国エリアにおいて開始した。

あわせて、ハウスメーカーや工務店向けのスマートホームサービスの体験機会の拡大や、「HOMETACT」に関する最新情報の発信等を行うための新たな施設として、ダイキアクシス・松山本社内にショールームをオープンしたと発表。「HOMETACT」の四国エリアへの販路拡大は初となる。

総合スマートホームサービス「HOMETACT」について


三菱地所が開発提供する「HOMETACT」は、専用アプリやスマートスピーカーを使ってスマートロックやエアコン、照明といった複数メーカーの幅広いIoT機器をまとめて操作・管理できる総合スマートホームサービス。

日本の住環境に導入しやすい新しいスマートホームサービスとして2021年11月よりサービス提供を開始して以降、三菱地所グループ内外の物件での導入が進んでいる他、幅広い商品・サービスとの連携を通じた新しい顧客体験・付加価値提供の取り組みを加速させている。

また、2023年6月には、”次世代のスマート社会”をテーマにICT分野での優れた取り組みを表彰するMM総研大賞2023の「スマートホーム分野」において最優秀賞を受賞した。

ダイキアクシスにおける「HOMETACT」取扱開始の背景と今後

ダイキアクシスは住宅関連資材の卸売事業を行う「住宅機器関連事業」を祖業として愛媛県で創業。「住宅機器関連事業」は現在では主力事業の一つとして四国・中国エリアを中心にハウスメーカーや工務店など多くの販売先を有しており、「HOMETACT」の販売2次代理店として、ハウスメーカーや工務店に対して同サービスの提案・販売を行っていく。

国内の新規住宅着工件数が減少傾向にある中、戸建住宅の建築・販売・リフォームなどを行っているハウスメーカーや工務店においては、いかに住宅の付加価値を高めていくかが課題となっている。今回「HOMETACT」を取扱うことによって、新築戸建住宅や住まいのリフォームを検討中の見込み客に対して、スマートホーム化という新たな付加価値の提案が可能となり、既存の住宅関連商材における高価格帯化や、IoT対応商品など周辺商材の拡販が見込まれる。

ダイキアクシス本社に「HOMETACT」を体験できるショールームを開設


様々なIoT機器の登場によって個人レベルで自宅にIoT導入がなされるケースは増えているが、これまでのスマートホームサービスは、幅広いIoT機器を包括で管理できるサービスの少なさや、複数のアプリを利用して管理・運用するなどの利便性の低さなどから普及率は低い状況であると言わざるをえない。

しかし、IoT、ビッグデータ、AIをはじめとした先端技術や、「新たな日常」に必要なデジタル技術はあらゆる産業に取り入れられており、住宅産業においても多くの住宅が今後スマートホーム化され、次世代の生活インフラとなっていくことが見込まれている。

そのような中において、スマートホーム技術への理解・知識を熟知することは今後、住空間に携わるすべての業態・企業に求められることになると三菱地所およびダイキアクシスは考えており、実際に「HOMETACT」の利便性を実体験し、スマートホームの知識を高めることを目的として、愛媛県松山市にあるダイキアクシス・松山本社内に、ハウスメーカーや工務店向けのショールームを開設し、展示会を開催している。

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ロボスタ編集部

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