
パソナグループは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にパビリオン「PASONA NATUREVERSE」を出展する。
そして、同パビリオンではナビゲーター(案内役)として、ブラック・ジャックの手によって生まれ 変わった新キャラクター『ネオアトム』が登場。1966年に終了したテレビアニメ『鉄腕アトム』の最終回の「その後」を描いた物語。手塚プロダクションが制作し、音楽を千住明氏、ナレーションを平原綾香氏が手掛ける特別ショートムービー「ネオアトム誕生」が上映され、来場者をNATUREVERSEの世界へと案内する。
PASONA NATUREVERSE 新キャラクター『ネオアトム』概要
「ネオアトム誕生」ストーリー
多くの人々が暮らすスペースコロニーが、AIの誤作動により太陽に向かい始める。コロニーと太陽の衝突によって人類に迫る危機を回避するため、アトムはコロニーの暴走を食い止めるために立ち向かう。コロニーの破壊に成功したアトムだが、その体は爆発の衝撃に耐えられず…。
やがて長い年月が経ち、ブラック・ジャックに助けられたアトムが再び目覚めた世界。そこは…。
手塚プロダクションが制作した完全オリジナルストーリー。当パビリオン限定公開となるネオアトム誕生の物語を、迫力のあるフル3Dアニメーションでぜひ体感してほしい。
ネオアトム誕生背景
2003年4月7日、天馬博士により少年型ロボット・アトムが誕生。10万馬力のアトムは人間とロボットのディスコミュニケーションに悩みながらも、互いが仲良くなれる世界を目指して、日々迫り来る敵と戦う。
21世紀前半、スペースコロニーと太陽の衝突危機が迫り、アトムは自らの命と引き換えに地球を守る選択をする。アトムによって守られた地球の人々は、アトムの勇姿に心打たれる。
22世紀、宇宙空間を彷徨うアトムが発見される。医学と科学技術の進展によりiPS細胞が実用化され、ブラック・ジャックの執刀により「iPS心臓」が装備されたネオアトムが誕生。
キャラクター設定
身長:155cm、体重:48kg。
12歳の子どもの平均的な身体能力とほぼ同じ。人間と同じ学習能力と喜怒哀楽の感情を持つ。
全身がメカニカルパーツで構成されるため、年齢を重ねても外見的な変化はないが、人間の細胞によってつくられたiPS心臓を持つため、ネオアトムには寿命がある。そのため、ネオアトムは、いのちの 尊さ、大切さを、人間と同じように、あるいはそれ以上に感じ、いのちへの感謝の気持ちを忘れない。
ネオアトムは寿命を全うすると、からだのメカニカルパーツは有機分解され、土に還ることになる。
技術と人間と大地の調和、NATUREVERSEのシンボル的な存在。
キャラクター原案
『アトム還る』(1972年4~9月「小学四年生」連載)
1966年に終了したテレビアニメ『鉄腕アトム』の最終回の「その後」を描いた物語。
地球を救うために太陽につっこんだアトムだったが、鉄のかけらに癒着して宇宙空間を漂っていたら、高度な科学技術を持つ三つ目の宇宙人・ルルル星人のロケットに拾われ、より高性能なロボットとして生きかえった。
PASONA NATUREVERSE特別ショートムービー「ネオアトム誕生」概要
スタッフ
監督:桑原智
音楽:千住明
脚本:森田眞由美
アニメーションプロデューサー:大澤宏志
クリエイティブディレクター:石渡正人
統括プロデューサー:日高海
医療監修:澤芳樹
キャスト
アトム/ネオアトム:津村まこと
ブラック・ジャック:大塚明夫
お茶の水博士:茶風林
ナレーション:平原綾香
桑原智監督コメント
青く美しい奇跡の星『地球』
私たち人間は地球に住む生命のひとつにすぎません。その人間のエゴイズムにより、地球は、地球に住む生命は、危機的な状況に陥ろうとしています。
私たち人間は、人が人を思いやる心、自然を愛し慈しむ気持ち、全ての生命に対しての尊敬と愛情、そんな大切なことを忘れてしまっているのではないでしょうか?そして、これら無くしては我々人間は、地球の住人として認めてもらえないのではないでしょうか?
今回の映像は人間が生み出した地球の危機的な状況に、アトムがひとり立ち向かい闘う物語です。原作者である手塚治虫先生が残してくれた大切なメッセージを、この映像で感じ取って頂ければ幸いです。地球の未来は自らの手で変えることが出来るし、変えなくてはいけない、それが出来るのは人間であるのですから。
千住明氏コメント
地球を守るためロボットのアトムが立ち向かう。人間とロボットの共生も今や夢ではありません。手塚先生のメッセージは強力に存在します。「鉄腕アトム」、僕が3歳で出会った白黒のブラウン管のヒーローは、その後の人生の指標でもありました。今、新たに生まれ変わる「ネオアトム」の音楽を担当させていただき、喜びと責任を感じます。アトムを夢見た60年をかけて、この音楽を創りました。
澤芳樹氏コメント
手塚プロダクションの制作してくれたオープニングのアニメーションは、とても臨場感があふれ感動的です。特にアトムがブラック・ジャックによって助けられるシーン等、私も監修させていただきましたが、手術の描写から医師の気持ちを表す表現に至るまで、細部までこだわり、丁寧に作られています。
パビリオンに来場される皆様に、「いのち」の尊さや感動を感じていただける素晴らしい映像です。「いのち、ありがとう」と感じていただければと思っております。ぜひ万博会場のPASONA NATUREVERSEへお越しください。
平原綾香氏コメント
ショートムービーを見たとき、涙が溢れました。鉄腕アトムとコラボレーションすることが、デビュー前からの私の夢だったので、21年という長い時間が経ちましたが、こうやって夢は叶うものなんだととても嬉しいです。しかし、まだ実感が湧きません。デビューしてから今まで、歌手活動の他にも、ナレーションや吹き替え、声優など頑張ってきましたが、今回の万博でも、歌だけでなく特別な映像のナレーションにも参加できて、とても幸せです。
パビリオン「PASONA NATUREVERSE」について
コンセプト
誰もが健康でイキイキと活躍できる社会の実現を目指しています。
『いのち、ありがとう。』
子どもからお年寄りまで、世界中のすべての人たちが、
いのちを尊び、いのちへの感謝で包まれる、そんな世界を創りたい!
私たちの社会は自然界の一部であり、人間も自然によって生かされている存在です。
しかし、いつからか、私たちはそれを当たり前のように思い、
感謝を忘れてしまっているのではないでしょうか?
自然が私たち人間に与えてくれる豊かな恵みに、
そして、今生きていることに、『ありがとう』と言いあえる。
そんな、『ありがとう』が響きあう新しい世界をつくり、次の世代へ残したい。
世界中から多くの方々に、私たちのパビリオンを訪れてもらい、
『ありがとう』が響き合う世界「NATUREVERSE(NATURE×UNIVERSE)」をともに創る
未来の創造者になってほしい。それがパソナグループの願いです。
展示概要
主な展示テーマ
1.からだ:医療/食
最新の医療と食により健康な身体をつくる。
2.こころ:生きがい/思いやり
「思いやり」の精神のもと、誰もが自分の未来に想いを馳せることができ、ダイバーシティにあふれ、生きがいにあふれる、心豊かな社会を創る。
3.きずな:働く/互助
あらゆる人がイキイキと働き、幸せに暮らすことのできる、真に豊かな社会、すなわち「ミューチュアル・ソサエティ(互助の社会)」を創る。
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